プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

ラズパイ2買ってきました

というわけで、買ってきました、Raspberry Pi 2 :)

Raspberry Pi 2 Model B (1)

Raspberry Pi 2 Model B (1)

とりあえずNOOBSをmicroSDに入れてraspbianをインストール。途中インストールが停止してしまい何かと思ったら、microSDがスロットから飛び出していた(笑)何かさわったらしい。

気を取り直してインストールし直し。無事インストールが終了し、再起動したらGUIがそのまま立ち上がった。LANケーブルを挿せばネットにつながる。なんてお手軽なんだ。

このサイズでフルのLinuxが動くことに

素直に感動。いじってる分には全然ストレスを感じない。さすがにPCに比べるとブラウズとか遅いが、オフラインで使う分には全く問題がない。YouTubeの動画もスムーズに再生できた。Windows 98か初期のWindows XPのPCぐらいのパフォーマンスだろうか。CPUだけならそれ以上のはずだな。これが5,000円ぐらいで買えてしまうなんて、いい時代になったものだ。

とりあえず、そんなところで。

ちなみに

今は息子のマイクラマシンになっています(笑)クラスではマイクラが流行ってるらしい。すげえな、今の小学生…

ボクがマイナーを愛する訳

そうか、私は負け組だったのか(笑)

これを読みながら、僕はいままでの物欲人生を、振り返らずにはいられませんでした。
ベータマックス、シャープX1、X68000セガ・マーク3、サターン、Macintosh、広島カープ……


なぜ、僕はこんなに「負け組」にばかり、肩入れしながら生きてきたのか。

ベータマックス、シャープX1、X68000、セガ・マーク3、サターン、Macintosh、広島カープ…… - いつか電池がきれるまで

ええ、ベータ(Hi-Band Beta含むED Beta除く)もX68000セガ・マークIIIもサターンも持っていましたとも。Macintoshは給料3ヶ月分(当社比)で買えなかったけど、お金があれば間違いなく買ってたな。私のプロフィールにあるように、マイナーなガジェット多いです。メジャーなのも混じってるけど、たいていそれはメジャーになってから買ったもの。

マイナー好きなわけじゃないんだけど、マイナーだったものがメジャーになってしまうと興味が薄れるって傾向はあるかも。やっぱマイナー好きなのかもしれん :)

個人的に

「技術的に洗練された高性能なものが必ずしも勝利しない」と最初に思ったのは、80x86と680x0の争いだったな。

技術的に洗練された高性能なものが必ずしも勝利しないという現代エレクトロニクス産業の新「常識」は、ベータの教訓に始まった。

さようなら、ベータマックス。AVレビュー元編集長が見た誕生、敗北、そして終焉 (1/3) - Phile-web

8086のアーキテクチャを見た時、そのあまりの中途半端さに愕然とした覚えがある。なんだよセグメントって。16bitじゃなくて8.5bitぐらいだろこれ、って思った。案の定プログラミングには苦労し、32bit時代になって誰もセグメントレジスタを使わなくなった。intelとしては、あくまでも8bitから16bitまでの「つなぎ」だったのかもしれない。まさか21世紀になっても使われるとは想像もしていなかったことだろう。

そこへいくと68000のアーキテクチャは美しかった。VAXライクな(ほぼ)直交性のある命令セットは、アセンブラで組む時ですらあまり苦ではなかった。一時期UNIXワークステーションなどでもよく使われていて、これからのCPUはこれだ!って感じたものだ。X68000を買ったのも、これがCPUだったってことが大きい。いや、もちろんグラディウス同梱に惹かれたことも確かだけどさ :)

これがその後どうなったかは皆さんよくご存知の通り。

ベータの場合

ボクは工業高校出身で、当時の友人はみんなベータのデッキを持っていた。思えば、ベータは技術者好みだったのだ。ぼくらにベータを勧めた友人はなぜか松下(Panasonic)に就職したんだけどな(笑)

ともあれ当時給料の1.5ヶ月分(当社比)もするBeta hi-fiの初号機であるSL-HF77を買うことに、ボクは何のためらいもなかった。当時はレンタルビデオがようやく普及し始めた頃で、好きなビデオ(主にSF・ホラー)を借りるために、わざわざ片道1時間もかけて遠くのレンタル屋さんまで通ったものだ。当時はベータとVHSビデオはほぼ半々でレンタルされており、ベータであることに不自由を感じた覚えはない。

ベータの敗因についてはいろいろ分析されているけど、個人的にはベータのデッキが高かったことではないかと思う。SONYも高機能ばかりでなく、廉価版のデッキを多く販売していれば、世の中は変わっていたかもしれない。

つまり

勝ち組と負け組の差に、技術力はあまり関係ないのだ。それが利用者にとってどんな価値があり、かつそれに見合ったコストなのか、ということが勝敗の分かれ目なのだと思う。

対して、ボクが興味を持つものは、それが自分にとってどんな面白い技術なのかということ。そりゃ勝ち組になるものは少ないって :)

そんなわけで

ボクは今も、そしてこれからもマイナーを愛していくことだろう。売れるかどうかなんて関係ない :b

その数式、プログラムできますか?(インプレッションではありません)

間違えちゃった。数学、苦手だったんだ、私 :)

その数式、プログラムできますか?

その数式、プログラムできますか?

数学というより、算数レベルしか出来ない私にとって、この本はレベルが高すぎた。何を言っているのか全然分からない。残念ながら、途中で挫折しました。ムリゲー :)

とか書いてたら

高校時代の頃を思い出した。

小学校6年生の時、学研の科学の付録についてきたダイオードラジオで興味を持ち、中学時代BCLに夢中になった私は、迷わず工業高校の電子科に進学したんだよね。

入学時に渡されたのは関数電卓。知っている人は分かると思うけど、電子工学というのは実は数学なんだよね。数学が苦手だったぼくは、あっという間に落ちこぼれた。将来ラジオとか作りたかったんだけど、それはちょっとムリっぽいな(笑)

そんな頃、友人がぼくを秋葉原に誘ってくれた。彼曰く「コンピューターゲームがタダで出来る」のだという。で、行ってみたら、そこに東芝のEX-80というマイコンがあった。いやー、スタートレック宇宙戦艦ヤマトゲームになっていたが)にはハマったなあ。

しばらくスタートレックにハマってたんだけど、ある日ふと自分でもプログラミングをしてみようかな、って思った。お店にあった潜水艦ゲームのサンプルを打ち込んでみる。確かそれは動かなかったんだけど、BASICのプログラムリストを見ていたら、直感的に「これなら出来そう」って思ったんだ。

それからは次第にプログラミングにハマっていく。電子工学に挫折した私は、こうしてプログラマになったのでした :)

実はプログラミングには

それほど数学は必要ないんだ。もちろん、数学を必要とするエリアはあるし、知っていた方がいいに決まってる。けど、それ以上に必要なのはやりたいことをプログラムに変換する論理思考力なんだ。やりたいことを抽象化し、プログラムのロジックに落としこむことが何より重要。極論を言えば、四則演算ができれば何とかなる。この本にあるような数式をプログラムには出来ないけど…

高校時代にコンピュータと出会えて、本当によかった^^;

というわけで

全然インプレッションになりませんでした。本については、他の人の解説をどうぞ :b

ヘルシープログラマ インプレッション

書店で見かけて読みたいなと思っていたところ、先日オライリーのサイト電子書籍版が出たので、読んでみた。

ヘルシープログラマ ―プログラミングを楽しく続けるための健康Hack

ヘルシープログラマ ―プログラミングを楽しく続けるための健康Hack

(*amazonでは書籍版しか買えません)

タイトルの通り

プログラマが健康的な生活を送れるようにするには、どうしたらいいか、という本。とは言っても、週末にフィットネスクラブに通ったり、毎日腕立て伏せをしたりする必要はなくて(そういうのもあるけど)、プログラマがオフィスや自宅で気軽にできる運動や習慣を元に健康になるにはどうしたらいいか、という話。

例えば:

  • 歩くことを習慣化する
  • 摂取カロリーを減らす
  • 眼の疲れを軽減する
  • 頭痛への対処
  • 腰痛対策
  • 手首の痛み
  • 外に出て太陽を浴びよう

なんてことが書かれてる。これなら出来そうかな、って気になる。

これを読んでから実践していること

  • なるべく背筋を伸ばすようにした(腰への負担が減った気がする)
  • 歩くときは早足で
  • 午後のおやつを買わなくなった

効果の程は分からないけどね :)

でも朝から晩までずっと座りっぱなしでモニターを眺めてることが健康にいいわけないよなあ、なんていつも思ってたので、いいキッカケにはなったかな、って思ってる。スポーツをするぐらいの体力が求められる仕事ではないけれど、健康であることに越したことはないわけで。最近老眼も進んできたしね。

あえて一言苦言を言わせてもらうならば

肩こり対策がない!

そういえば欧米人は肩こりがないって聞いたことあるなあ。真偽の程はともかく、肩こりがあまり問題視されてないことは分かった。日本版作成にあたって、肩こり対策は追加して欲しかったかな。

COLLECTABLE TECHNOLOGY インプレッション

80年代Cafeさんの記事を見て、思わずamazonで注文してしまいました :)

COLLECTABLE TECHNOLOGY

COLLECTABLE TECHNOLOGY

一言で言えば、過去の様々なガジェットの写真集。主に昔のデバイスを扱っているんだけど、古いものばかりじゃなくて、PS2GBAなど、わりと新しめのガジェットも掲載されてます。

著者はいわゆるコレクターのようです。オークションでの入手方法や価値についての解説が多い。掲載されたものはデザイン性に優れたものが多く、見ていて楽しい。デザインがいいものだけを選んだのかもしれないけど。

イギリスの出版を翻訳したということなのだけど、日本製品も多く扱っていて、海外本にありがちな「レトロマイコンApple ][, PET 2001, TRS-80ばかり」ってことはないので楽しめます。

どれも荒削りなんだけど

数十年のデバイスというのは世の中を変えてやる!っていう意気込みが感じられていいですね。完成度は現代の方が上だし、いまさら古いものを使っても不便なだけなんだろうけど、温故知新というか、テクノロジーがどう進化してきたかを知るにはいいかもしれない。

何年か前にNHK Eテレ地球ドラマチックという番組で、1970-80年代だけのもので生活してみよう!っていう企画があった。出演者の感想は「まー昔のものは不便だわー」ってわけなんだけど、それでもそれなりに生活ができていたわけで、単なる慣れの問題なんだろうなって、番組を見た時に思った記憶がある。

当時のことを考えると、世の中便利になったなあ、なんて思うんだけど、テクノロジーを使ってる、というより、使われてる、って感じるようになって来た気がする。なんか、うまく表現できないんだけどね。

こういうのを懐かしがるようになるのが

歳を取るってことなのかな。若い頃は(今もそうだけど)不要な物はバンバン捨てる人だったので、古いデバイスやガジェットは数えるほどにしか残ってないです。今思えば取っておけばよかったかな。あったらあったでジャマに感じるんだろうけど :)

[2015/9/10] 文章の間違いを修正

HP-16Cクローンとな!

今までずっとHP-16cが欲しくて探していました。
もう製造も終了した機種で、ebayでも3万円以上で取引されているものでずっと手が出ずにいました。
色々探してるうちにクローン機の存在を知り、ついに手に入れてしまいました。

HP-16cのカードサイズクローン機DM-16 - 電子ガジェットいろいろ 開発メモ

なんと!HP-16Cの互換機が売られているんだ!

一瞬買おうかと思ったんだけど、純正のHP-16Cすら使ってないのに互換機買ってどうするの!?と冷静な私に思いとどまらせられました。ありがとう、冷静な私 :)

16進電卓、使わなくなっちゃったんだよね。仕事が組み込み系な私ですらそうなのだから、今プログラマ向け電卓使ってる人って、本当に少ないんだろうなあ。

なんで使わなくなっちゃったかというと

やっぱりWindowsの標準アプリでn進変換がサポートされたことが大きいね。いくらHP-16Cが究極のプログラマ電卓とは言っても、普段10<->16進変換と四則演算ぐらいしか使わないわけで。

あとはデバッガが高機能化したことも大きいかな。今や組み込みだってリモートでソースコードレベルデバッグできるからね。そりゃ電卓の出番がなくなるわけです。

でも電卓って

なんか欲しくなるんだよな。なんでだろ。よく家電量販店の電卓売り場にいたりするのです。

なんというか、単機能なガジェットって、機能美というか、それだけで所有してみたくなるような気になる気がする。それでデザインが良ければ大体やられてしまってる感じ。HP-16Cは多機能だけど、キー配列とかが良く考えられていて、デザインもカッコいいんだよね。

あー、ヤバい。書いてたら欲しくなってきた。プログラミングでもして、気持ちを落ち着かせることとしよう :)

東京都立多摩図書館に行ってきました

先日、以前から行こうと思っていた東京都立多摩図書館に行ってきました。

ここ、一見普通の図書館っぽいのですが、いろいろな雑誌を大量に保有していることで有名な図書館なのです。私の目的はもちろん昔のパソコン雑誌の閲覧 :)

立川駅から歩いていったんだけど

いやー、遠い遠い。歩くのは割と早い方だと思うんだけど、確かに徒歩20分はかかる。移転したら、駅からちょっと近くなるみたい。移転に備えて書庫の移動が始まる旨の張り紙があった。

表に出ている雑誌は基本的に最新号しかないので、バックナンバーは調べて雑誌は館内の端末で調べて、書庫にある書籍の閲覧依頼をする必要がある。まとめて何冊も依頼可能で、本が多い時は台車も貸してくれる。

閲覧依頼をすると担当の人が書庫で探して持ってきてくれる。当然ながら記事の写真撮影は禁止。コピーの依頼は可能。

閲覧した雑誌はI/Oや月刊マイコンマイコンベーシックマガジンなどなど。アスキーは創刊号近辺の古いものしか見つけられなかったんだけど、後で探したら検索の仕方が悪かっただけと判明。残念。

図書館のサイトで検索できるので、事前に読みたい本を調べておくのがいいかな。

いやー、楽しい

もう読んでるだけで当時のことを思い出してしまい、夢中になってしまった。読んでいると、当時は気がつかなかったけど、いろいろカオスだなー、と思ったり。

I/Oプラザのカオスぶり

雑誌I/Oのページ下に掲載されていた読者投稿コーナー。単なる投稿じゃなくて、読者同士のコミュニティの場になってた。言うなれば返信を読むのに一ヶ月かかる2chっていう感じかな :)

テーマがあるわけじゃなく、書いてることも自由奔放。文字数制限の中多くの情報を載せるため、脈絡なく複数の話題を書くのもI/Oプラザの芸風だったかと。

読者に自由に開放してくれた編集部に感謝。

広告のカオスぶり

当時はマイコンカンブリア紀よろしく、ハードウェアもソフトウェアも多種多様なものが入り乱れていたからか、広告を見ると、ありとあらゆる業種から参入していたことが見てとれる。

どんなものかは良く理解していなかった企業もあったかもしれないけど、何よりマイコンそのもののカオスぶりから、何かとてつもない勢いを感じていたであろうことは想像に難くなく。

マイコンクラブのカオスぶり

マイコンの広告の間にけっこうマイコンクラブの広告が入っていることに気づく。会費は月額500-1,000円ぐらいのところが多かったかな。

あくまでも想像だけど、中には単なる資金集めの会もあったかもしれない。でも前述のI/Oプラザもそうなのだけど、多くのマイコンファン/マイコンユーザはコミュニティを求めていたのだと思う。そんな中マイコン雑誌は貴重な情報源かつコミュニケーションの中心だったんだな。

というわけで

マイコン雑誌を堪能しました。朝9:30に入って、途中お弁当を食べて、図書館を出たのが15:00頃。それでも20冊ぐらいしか読めなかった。また行こうっと :)

書庫にある雑誌はもちろんマイコン雑誌だけではないので、検索して読みたい雑誌があれば、ぜひ行ってみることをオススメします。当時は気付かなかったことが見えてきて楽しいですよ。遠いという方は、制限はあるみたいですが、郵送によるコピーサービスもあるようです。