プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

ジェットストリーム


本棚を整理していたら、高校生の時に書いたPC-8001FORTRANもどきコンパイラのプログラムリストが出てきた。
ふだんあまり物を取っておかないぼくだけど、これは初めてフル機械語*1で作ったプログラムだったので、記念に取ってある。
ま、これの話はまたの機会にするとして、本題はTOKYO FM(旧FM東京)で放送されていた、ジェットストリームという番組のこと。


このFORTRANコンパイラは、実は高校3年の時の卒業研究だった。
高校で卒業研究というのもなんか違和感があるが、とにかくその高校には卒業研究があった。
工業高校だったからだろうか。


この卒業研究のレポートは、レポート用紙に100枚以上書くことが義務づけられていて、みんなの不評を買っていた。
課題として好きなコンピュータを選んだぼくだけど、それでもレポート用紙に100枚というのはけっこうしんどい。
レポート提出期限の何日も前から、夜な夜なレポート作成に励んでいた。


レポート作成をしながらBCLラジオでよく聞いていたのが、FMのラジオ放送。
ぼくは不器用なので「ながら」で何かをやるのは苦手だ。
TVの音というのは、見ていないとけっこう耳障りに感じるし、AMラジオは騒がしいものが多く、あまり好きではない。
でも、FMラジオの音は静かなものが多く、聞きながらレポート書きをしても気にならない。
今でもFM放送は好きで、家に一人でいる時は、J-WAVEを聞きながらプログラムを書いていたりする。


特に気に入っていたのが、FM東京の「ジェットストリーム」という番組。
ミスターロンリーのテーマ曲に乗って、(故)城達也さん(亡くなられていたんですね...)の美しいナレーションで始まるジェットストリームは、とてもいい雰囲気の番組だった。
深夜にふさわしい静かなメロディラインと、落ち着いたワインバーが似合いそうな、大人の雰囲気。
これでレポートがバリバリ書けた、かどうかは分からないけど、ながら用BGMとしてぴったりだった。
卒業研究が終わった後も、寝る前の子守歌代わりに使ったのは言うまでもない。


「だった」とか書いていたのだけど、ジェットストリーム、まだ続いてるんだ。
ナレーターはもちろん変わっているけど、伊武雅刀さんの声って、城達也さんに似てる気がするなあ。
番組は今もあの頃の雰囲気なのだろうか。
今度聞いてみようっと。


ちなみに高校卒業の頃、クラスのみんなはみな車の免許取得に燃えていたわけだが、その時の会話に使われていた「卒検」が、この卒業研究のことだと思っていたことは内緒だ(笑)

*1:当時はアセンブラ言語より、こちらの方が一般的な言い方だった