RPG的アプリ

昔から考えている妄想。

難しいアプリ

Windowsアプリケーションを使った時、「こういうことをするにはどうしたらいいのだろうか」と迷ったことはないだろうか。

最初はそれらしきメニューやを開いてみたり、オプションダイアログのタブをクリックしまくって探したりするが、なかなかそれらしきものは見あたらない。
次はヘルプを探してみるが、欲しいところにはなかなかヒットしない。
余談だが、ぼくはアプリのヘルプで目的の機能を見つけたことがほとんどない。
探し方が下手なのかなあ。

ウェブで探すという人も多いかな。
それらしきキーワードから、答えをウェブに求める。
ぼくもグーグルのお世話になることは多い。
最近は「答えてねっと」みたいなユーザがサポートするサービスも増えてきたね。

それでもなかなかソフトの使い方を探すというのは難しい。
特に大きなアプリでは、殺人的にメニューの数も多く、探すだけで一苦労する。
加えてオプションなどのダイアログも多く、さらに探索を困難にしている。
メニューの下にはさらに多くのボタンが並んでいるが、ふだん非表示になっているものもあるので注意が必要だ。

なぜ難しいのか

このメニューとダイアログ・ツールバーなどの多さが、ソフトをより難しいものにしていると思う。
使い慣れた人には使いやすいのかもしれないが、いきなり大量のメニューが出た日には、それだけで圧倒される。
最近のオフィス系アプリなどでは、普段使わないメニューが非表示になるようになったが、何かをする時には結局メニューを全て開けるはめになる。

Windowsを使い始めたころは、メニューやボタンをクリックすることで何が起こるか分からなかったので、びくびくしながらこれらを選択していた覚えがある。
ボタンを押した瞬間に、画面がガラっと変わった時は、もうパニックである。
あわててUndoすればいいのだが、たまに「戻せません」とか冷たい反応になった時は、悲しくなることも。
そんなわけで、何か大きな変更を加える前には、セーブするクセがついた。
突然アプリやPCがクラッシュした時の予防という意味もあるけど。

このようなことになる原因は、ソフトが高機能すぎるということもあるが、その機能を最初から全て出していることにも問題があるように思える。
誰でも最初からソフトが使えるようになったわけではなく、日々使い込んでいくうちに、だんだんと覚えていったものだろう。
いきなり機能が全て現れてしまっているのは、なんかアプリに「どうだ、すごいだろう。使えるものなら使ってみな」という風に、バカにされているような気分になる。

そこで

そこで、こんなことをしたらよくなるのではないか、と思って考えたのが、タイトルのRPG的アプリである。

ドラクエやファイナルファンタジーなど、いわゆるロールプレイングゲームをやっているところを想像してもらいたい。
最初主人公は全く呪文を使えず、限られた道具だけを使ってモンスターと戦う。
レベルが上がると、体力回復や火の玉攻撃など、簡単な呪文を覚える。
徐々に仲間も増え、それぞれに特徴的な魔法も覚えていく。
さらに連続攻撃やジャンプするなど、特殊攻撃も覚えていったりする。

ゲームも終盤近くになり、いよいよ最終ボスとの決戦も近くなったころ。
プレイヤーは、何百もの魔法や攻撃方法を敵に応じて自由自在に使えるようになっているという自分を発見する。
とても複雑な組み合わせを使うことに、何も迷いはない。
主人公と共にプレイヤーも成長したことを実感できるという、RPGの醍醐味の一つだ。

もう分かりましたね！？：）
そう、使う人と共に成長していくアプリ、ってのがあるといいなと思うんですよ。

最初勇者yasuhoはドキュメントを開き、編集して保存する、といった、基本的な機能しか使えない。
やがてこんなことがやりたいと思った時は、ウェブ上の「アプリ鍛錬所」に出かける。
そこでは用途ごとに街があって、街の人に聞くといろいろな情報が得られる。
街のはずれにある洞窟のボスを倒し、奥にある宝箱をあけると、そこには新しい呪文が。

「勇者yasuhoは、テキストボックスの呪文を覚えた」

ここまでいくとちょっとアホか。＾＾；；

実際には

要は最初から選択できるメニューを減らして、機能アップしていけるアプリがあるといいな、と思ったわけです。

現実にはメニューやダイアログを複数用意しておくのは、プログラム的にはなかなか面倒である。
テストもパターンが増えて、けっこう大変になるだろう。
熟練した人には、かえって使いづらいかもしれない。

ただ、最初から全機能を探せというのでは大変なので、こんなアプリがあったらいいな、と妄想してみました。：）
え？そんなものも探せないのって、ぼくだけ？
失礼しました。＾＾；