ある一面だけを見て批判するな。いい所も悪い所も含めて批評しろ
東大教授による、ゲーム脳への反論。
http://www.itmedia.co.jp/games/articles/0506/01/news033.html
ゲームのいいところも悪いところも、ちゃんと見て分析しているところに好感が持てたな。
いつの時代も子供に人気のあるものは批判される傾向にあるんだよね。
ぼくの時代では批判の中心は、TVのヒーロー物やマンガだった。
悪人をバッタバッタとやっつける、TVやマンガのヒーローたち。
こんなのを見たら、子供が乱暴者になってしまう。
故にTVやマンガは悪い、云々。
ゲームの場合は何だっけ?
仮想空間と現実の区別がつかなくなる、ってやつか。
痴呆症になってゲーム脳になる、と。
でもTVやマンガやゲームなどをやったから乱暴になるとか痴呆になるとかさ。
そう考える方がムリがあるでしょ。
今社会でバリバリ働いている中高年には、乱暴者が多いかい?
昔ファミコンをやってた今の若い社会人には、バカな奴らが多いのかい?
そんなの、ちょっと冷静に考えたら、分かるよね。
何かを批評する時に、ある一面だけ見て一方的な意見を述べるのって、嫌いなんだ。
そういう意味では、いわゆるマスコミも嫌いかな。
ある一面だけを極端に大きくクローズアップし、報道側の主張を押しつけようとするから。
主張しようとしていることに対して精通している、いろいろな方面から調査している。
そういう人の意見だったら、聞く気になるよね。
もしも、このゲーム脳の話を宮本さんが言ったとしたら、全然印象が違うでしょう。
ゲームを批判するなら、一方的に悪い面だけに意見しないで。
いいところも悪いところも含めて、ちゃんと批評してほしい。
この教授の記事を見て、そう思ったのでした。