プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

ネットで「ムッ」としたら、自分も相手を「ムッと」させていると考えよう


ネットで「ムッ」とする強さ、リアルより強いと感じる人55%


ネットやメイルは文字だけのコミュニケーションであるため誤解を生じやすいというのは、誰もがが身をもって経験していることだろう。
文章だけだと、どうしても情報が不足しやすいので、自分の意図したことが相手に伝わらず、誤解を生む元になる。
実際に会って話すことができれば誤解も解けるだろうが、掲示板などではそうもいかない。

また、不快な出来事を引き起こした要因については、「発言者の無神経さ・悪意」であると考えている人が最も多く75.2%、次が「ネチケットの欠如」で64.8%、以下「発言者の性格」が52.0%、「匿名性」が44.8%という結果となった。


このアンケートでは一方的に相手が悪いような結果が出ているが、コミュニケーションである以上、半分は自分にも責任があるのではないかと思われる。
相手から一方的に理不尽なことを言われたというケースもあるかもしれないが、その場合はムッとするより、あきれてしまうという感情が先に来るだろう。
ムッとしたということは、お互いにある程度会話をしていて、何かトラブルがあったということが多いだろうからね。


なるべく丁寧な言葉を使おうとか、相手の立場で考えようとか、マナーに関するアドバイスはいろいろあるけど、言葉はそんなに単純なものじゃない。
自分が正しいと思ったことが、相手も正しいと思っているとは限らないよね。
どんなに素晴らしい言葉で文章を書いても、それを読む人の気分や立場などによっては、誤解を生むかもしれない。


不要なトラブルを避けるためにいろいろ研究したり、体験したりすることは、もちろん大切なことだと思う。
でも、ぼくはそれより、実際にトラブルがおこってしまった時にどう対処するか、ということの方が大切じゃないかと思う。
場合によっては、会話を終了させる、掲示板から退去する、という対処も有効だろう。
でも、そのコミュニケーションは自分が望んで始めたはずだよね。
そこが自分の望んでいるものではなかった場合は仕方ないかもしれないけど、そんな風に終わらせてしまうのって、つまらなくないかな。


もちろんトラブルになってしまった場合の対処は容易じゃない。
話せば話すほど、ますますトラブルになってしまうかもしれない。
正直、ぼくもそういう時どうしたらいいかは、よく分からない。


ただ、一つ言えるとすれば、そこまでになってしまった経緯を自分なりに分析してみるということだろうか。
特に自分の発言について、振り返ってみる。
相手より、偉そうに言ってなかったか。
場合によっては失礼とも取れる発言はなかったか。
トラぶった時は、とかく相手の失礼な点ばかり見えてしまうけど、自分を冷静に見ることで、何かいい会話の糸口が見つかるような気がするんだ。


あ、言うまでもないけど、相手の悪いところを見つけても、攻めちゃダメね。
たとえそれが事実だったとしても、絶対いい結果にならないと思うよ。