プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

こんなバックアップソフトが欲しい


iPodにPCの作業ファイルを入れて、他のPCで使えるようにする技術だそうで。


http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20086398,00.htm


これって、要はファイル共有だよね。
ノートパソコンとデスクトップパソコンのファイル同期を、iPod経由で行うみたいなイメージ!?


モバイルにおいてファイルの同期をどのように行うかは、昔から様々な方法が行われてきた。
どちらかのパソコンをファイル置き場として、定期的にコピーする。(ぼくはこの方法)
オフラインフォルダ機能を使って、片方にファイルのシャドウイメージを作るとか。(いまいち使いづらい)
市販もしくはフリーのファイル同期ソフトなどを使って同期を取るという方法を使っている人もいるかな。


が、どれも現状では決定的な方法はないように思われる。
自動的に同期を取る方法だと、ファイルが使用中の時にバックアップできなかったり。
特に最もバックアップして欲しいと思われるメイルのストレージファイルがOutlookを終了しないとバックアップできないというのはけっこう悲しいものがある。
で、結局ぼくは定期的にファイルを複数PCにコピーしあう、という方法に落ち着いている。


そんなわけで、複数PCに中途半端な状態でいくつかコピーが存在する、というのが通常の状態じゃないかな。
IBMのこの新しい技術は、それに対する一つの回答かもしれないけど、全てが解決するわけではない。
でもちょっと使ってみたい気はするなー。


ふと、バックアップを取るべきファイルって、どの程度あるんだろうと考える。
本当に消えて困るファイルって、実はそんなにないんだよね。
アプリや関連するデータ、なんかはインストールし直せばいいから除外。
ドキュメントや写真だって、本当に大事なものは少なくって、たいがい何年か経てば必要なくなるよね。
オンラインで購入した音楽ファイルは、しょうがないのかな!?


で、こんなバックアップソフトがあるといいなと思った。

  • 一定期間使用されないファイルは自動的にバックアップストレージやネットワークに追い出す、もしくは圧縮をかける。アクセスがあった時点でストレージから元へ戻す。
  • 使用されないファイルは実行しているDLLやサービスなどの常駐ソフトに対しても行われる。アクセスされない常駐プログラムは、半永久的にスワップアウト。
  • システムのディスクキャッシュと連動し、特によく使うファイルはキャッシュに残りやすくする。
  • バックアップすべきファイルと必要ないファイルを分類する機能。ファイルが作成されてから一度も書き込みがされないものはバックアップ不要候補にする。デジカメのファイル等は手動でマークできるようにすればいいかな。
  • インストーラ及びIEのファイルダウンロードなどと連動し、ファイルがどこから来たものかを監視する。これにより、バックアップ対象かどうかの判定、あるいは使用頻度のヒントとすることができる。
  • これらの機能はレジストリやIEのキャッシュファイルなどにも適用される。未使用エントリを自動的に回収することでシステム全体の高速化とフラグメントを少なくすることが可能。


ここまで行くと、なんかソフトというより、ファイルシステムやOSをいじらないとダメか。^^;
でも、これが実現できたら、使っているうちにWindowsが遅くなることも少なくなるし、ディスクは自然に空きエリアができるし、バックアップすべきファイルは限定できるし、いいことづくめな気がするんだけどなあ。
え!?新しいパソコンが売れなくなるから、ウィンテル的にはあり得ないですか、そうですか。:)