ヒット商品を作る秘訣なんてない
ヒットする商品を作るには
- 物事をとことんまで突き詰める
- 自分のしていることに信念を持つ
の2つが大切なのだと思います。テクニックや技なんて、ありません。
山内語録
任天堂の山内さんと言えば、とても毒舌な人で知られている。ぼくもこの記事を読むまでは単なる毒舌家と思っていたが、それは表面上での印象だったようだ。
山内さんは信念の人であると思う。ファミコンがヒットする前は決して順調ではなく、苦労されたようだ。事の真偽はともかく、一見毒舌に見える言葉は、苦労して成功したことの自信の現れではないかと思う。
ヒットのノウハウって
山内さんは何度も「成功させるノウハウなんてない。運がよかっただけだ」と言われています。しかし、ぼくはこの語録の中にそのヒントを見つけたような気がしました。勝手な思いこみかもしれませんが、たぶんこういうことじゃないかと。
物事をとことんまで突き詰める
もっといえば、明確な経営戦略などがあったわけではなく、文字どおり試行錯誤の連続でその失敗の積み重ねの中から、少しずつ体で覚えて勉強し、それを材料として、たまたま幸運に恵まれて、昭和55年からようやく急成長の波に乗った。要するに、任天堂は運がよかっただけなんですよ
言うまでもなくヒットする商品というのは、今までにないものだけど、それはある日突然ひらめくとか、画期的なアイデアとか、そういうことではない。物事を考えて考え抜いて、苦労した結果として出てくるものだと。
そのためには、とにかく多くの情報を集め、失敗の中から経験を積み、努力することが大事である。山内さんはそう言っているのだと思います。
新しいアイデアとは
企業ではよく新しいアイデアが求められます。「何か新しいアイデアない?」ってね。
でも、新しい発想なんて、そんなに簡単に出てくるものじゃありません。ちょっと考えて「これはいいかも!」と思ったぐらいのことは、既に誰かが思いついているでしょう。
大事なことは、とにかく一生懸命考えることだと思います。いつもどうすればいいか考えて工夫する努力。苦労して考えたことには自信が持てるし、周りから言われても動じない信念も得られるのではないでしょうか。
前述のサイトにある、任天堂広報室長だった今西紘史さんの言葉が、山内さんの気持ちをよく表していると感じました。
しかし、それはもう、彼がいう運といえば、ものすごい重みがある運です。やれることはとことんやって、戦略にしろ、いろんな経営上の手を打ち尽くす。これだけ努力したんやから、後は運任せやないかと。初めから、運とか思いつきであれやれ、あれやれっていうような、そんなことじゃものは作れないですよ。
みなさんは山内さんの言葉を読んで、どのように思われましたか?