あなたはなぜBlogを書いているのですか？

私がBlogを書く理由は誰かとつながっていたいからだと思います。自分が表現できる、文章をうまく書きたいという気持ちもありますが、それはより多くの人と出会いたいということなのでしょうね。

なぜ書くの？

｢あなたはなぜBlogを書いているのですか？｣

ふだんBlogを読んでいる人の多くは（根拠はないのですが）おそらくBlogを書いている人ではないかと思います。こういうのを読んでいると自分も書きたくなってきませんか？：）ホームページを開設するのは面倒ですが、Blogは気軽に始めることが出来ます。今やネットワーカの多くが何らかの形で日記やBlogを所有しているのではないでしょうか。

理由は人それぞれだと思いますが、私なりにBlogを続けている理由と、現在までの経過をまとめてみました。｢はてなダイアリー｣を始めて2年近くになります。ここらでちょっと、自分自身を見つめ直してみようかな。：）

私が始めた理由

最初、私は日記を書くことが好きではありませんでした。

Blogがブームになる何年も前から日記サイトというものが存在することは知っていました。でも、自分は飽きっぽく、続けていくだけの根性もなかったので、日記のようなものを書くことはないだろう、と思っていたのです。Webサイトは持っていましたが、たまに自作ソフトをアップロードするぐらいでした。

ちょうど2年前、ブログというものがブームであることを知ります。Webページより更新が簡単で手軽に使えるブログは、日記には興味のなかった私でも｢ちょっとやってみようかな｣という気にさせるものでした。いくつかのサービスを探したあと、キーワード自動リンクなどユニークな機能を持つ｢はてなダイアリー｣で初めてみることにしました。｢どうせすぐ飽きるだろうな｣と思いながら。：）

ブログを始めたもう一つの理由は｢文章の練習をしたい｣ということでした。私は、今まで多くの人の前で発表したり、ドキュメントを書いたり、といった経験をあまりしてきませんでしたが、最近はそういう機会が増えてきました。また、自分の作ったプログラムや、新しい技術などを紹介するといった場合にも、上手に説明することができれば、より効果的でしょう。

そんな感じで始めたブログでしたが、書いているうちにだんだんと面白くなってきました。自分でも意外なほど文章を書くということが好きだった私は、書くことに喜びを覚えるようになりました。

いろいろな人と会話できること

私がBlogで最も楽しいと思うことはふだん話せない人と会話できるということです。

一般のWebサイトでも同様のことは可能です。しかし、コメントやトラックバックというシステムにより、Blogは一般のWebサイトよりも、記事に対するコメントを得やすい傾向があります。記事を書き、他の人のBlogなどにコメントすることで、いろいろな話ができるようになります。

現実社会ではあまり出会う機会のない人、同じ趣味を持つ人と話せるのは、とても楽しいですよね。最初は書くことが主な目的でしたけど、最近はBlogを通じてどんな人と出会えるかが一番の楽しみになりました。

自分の表現

もう一つの楽しみは自分の表現でしょうか。

ふだん自分が考えていること、主張したいことを言葉にする場所って、なかなかないものです。仮に飲み屋であってもいきなり自分を語りだしたりしたら引かれてしまうでしょう。自分の気持ちを素直に表現できる場所だからこそ、Blogは楽しいのかもしれません。

文章の練習にはならない

さて、文章の練習になるかなと思ったBlogですが、どうもこれは期待したほどの成果は得られない気がします。

もちろんやり方に問題がある可能性は高いです。でも、2年近く書いてきて思うのは、Blogは自分なりの書き方のスタイルを確立するには役立つかもしれないけど、文章能力の向上にはあまり役立たないという気がしています。

一つには自分が興味のあること得意なことばかり書いていることも理由の一つだと思います。人を感動させる文章は、いろいろな知識と経験から得られる深みのある言葉ではないかと思います。自分の得意分野ばかりでは広がりが出ないのではないかと。

でも、私は現在のスタイルが気に入ってます。自分が何かについて語る時、中途半端な知識で書くよりも、自信が持てることの方が、自分の言葉で書いている気がするからです。ムリして自分の知識以上のことを書くと、どこかでつらくなってしまう気もしますしね。

人とつながっていたいから

ネットに文章を公開する理由や動機は人それぞれでしょう。どういう書き方がいいとか悪いとか、そういうこともないと思います。もちろん明らかに法律違反であるとかモラルに反している場合は別ですが。

（どこかでこういう話を聞いたのですが）ネットやWebは巨大な伝言版なのだと思います。よく駅にある行き先を告げる伝言版。あるいは公衆トイレの落書き。あるいは雑誌や新聞の通信欄。そういうコミュニティがコンピュータネットワークという世界に移っただけなのでしょう。

誰が読んでくれるかも分からない文章。でも、書いた人は誰かがそれに反応してくれることを願っている。時にはケンカにもなるし、傷つくこともある。それでも人は誰かとつながっていたいのでしょうね。

私がBlogを書く理由の一つとしてあげた｢自分が表現できる｣｢文章をうまく書きたい｣という気持ちも、裏を返せば、より多くの人に出会いたいということなのかもしれません。

あなたがBlogを書く理由はなんですか?