プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

C言語から学ぶこと


ITpro Developmentより:


連載 よくわかるC言語

 本連載は,「C言語」というプログラミング言語の“定番”を通して,あらゆるプログラミングに共通する基礎となる部分を,じっくり解説していきます。初心者の方はもちろん,プログラミング経験のある方も自分の知識を再確認するのにきっと役立つと思います。


いいですね。最近このようにプログラミングを基礎から学ぶ記事や本をあまり見かけなくなったような気がします。機械語どころかアセンブリという言葉もあまり聞かなくなりましたね。組み込みシステムはともかく、PCではアセンブラを使うこともほとんどなくなりました。いや、マイコンですらアセンブラは少ないかも。


とはいえ、コンピュータの原理は昔とほとんど変わっていないのですから、基礎を学ぶことはとても重要だと思います。プログラミングに限らず、基本は大事ですよね。このような記事や本がもっと増えて欲しいと思います。


最近のプログラミング言語に比べると、Cは面倒な部分も多いです。文字列やメモリ管理などは特に扱いが難しく、労力も多くなりますが、デバッグなどによりプログラムが内部でどう動くかがよく分かるようになります。OSのAPIを直接使うことで、システムへの理解も深まります。C(C++)による経験は多くの局面で役立つでしょう。


以前どのプログラミング言語を学ぶべきかということを書きました。プログラミング言語は流行廃りが早いので、どの言語がベストかは分かりません。大事なことは、コンピュータやOS、フレームワークなどがどう動くかを基本から正しく理解し、作ろうとしているプログラムのはどこに何を使うのが最適かを見極めることだと思います(言語は一つとは限らない)


そのためには多くのプログラミング言語を知っておく必要があるでしょう。文法を学ぶのではなく、その言語がどのような思想で作られていて、得意不得意は何かを知ることが大切です。Cが主流かどうかはともかく、大切な選択肢の一つであることは間違いありません。


P.S.


組み込み開発 − @ITより:


組み込みソフトウェア開発はC言語が主流だ(1-3) − @IT


たしかにCは組み込み向けと言えるでしょうね。将来は分かりませんけど。