プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

あの頃を超えたい

 顔から火が出そうなくらい,気恥ずかしいことがいっぱい書いてあった。しかしそこには,毎日プログラミングについて何かを身に付けていくことが楽しくてしようがなかった自分がいた。10年の間にすっかり忘れていたものを思い出すと同時に,自分は今夢を与えられるようなSEになったのか,と深く反省した。

記者の眼 - 楽しむことを思い出そう:ITpro


yasuhoもプログラマとして20年以上この業界にいるんだけど、あの頃に勝る情熱を持つことはあったんだろうか、って考えた。


まだプログラマになる前、プログラミングを始めたばかりの頃は、何もかも楽しかった。初めて買ってもらったポケコンPC-1211は24文字の液晶と1424個の命令しか記録できなかったけど、夢中になってプログラムを書いてたっけ。PC-8001では何度もマシンを制御不能にしながら少しずつハンドアセンブルを繰り返した。まだCコンパイラもない頃、アセンブラと少ない技術情報を頼りにプログラムを書いたX68000. などなど。


何もなかったけど、ガムシャラにコードを書いては動かし、書いては動かしを繰り返していたあの頃。「何がそんなに面白いの?」と大人がいぶかしがる、ひたすら同じオモチャで遊んでいる子供のようだったな。


今でもプログラミングは大好きだ。仕事でも趣味でもプログラムを作るのは楽しい。その気になれば今は多くのプログラミング環境が手に入る。それもタダで。あの頃よりはるかに楽しいはずなんだ。


でも今はあの頃の情熱に勝るガムシャラさがない。忙しさは熱意のなさを認めたくない言い訳でしかない。


去年のBlogを振り返ってみる。「来年は趣味のプログラミングがもっとできるようにしたいな」そう言いながらもう12月だ。来年も同じことを言ってるかもしれない。けど「あの頃を超えたい」と思う気持ちと、そのための努力は忘れないようにしたい。死ぬ前に「オレはすごいことをやったんだぜ」と納得できるようにしたい。


[11/30 追記]


改めて読み返してみたら、今年のBlogの最初に抱負を書いてました。うろ覚えはいけませんね。反省。

さて、去年はあまり趣味のプログラミングに時間をかけませんでしたが、今年はもうちょっとがんばりたいな。

あけましておめでとうございます - プログラマyasuhoの隠れ家