プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

自分を高めるためには、ためらうべきじゃない

 ソフトウェアのエンジニアは、自分を求めてくれる、いろんな会社で経験を積むべきなんです。そうすれば、いろんな会社で求められているもののうち、同じものがあることがわかる。これをプラットフォーム化すればいい。大勢のソフトウェアエンジニアが、このことに気づけばいい。何かがきっと変わると思う。もしかすると、小さな会社に行くのもひとつの方法かもしれない。小さな会社の風土を変える。そこから始めて波を起こす。いずれにしても、どこかで思い切ってやらないといけないことなんです。なぜなら、時代はそういう方向に向かっているわけですから。

元ソニー会長出井氏が語る〜デジタル時代の日本進化論/Tech総研

 エンジニアは、チェンジする発想を持ってほしいと思っています。会社を替わるのもそう。また、社内で組織を変わるのもいい。僕はソニー時代、組織横断でプロダクトが出せる仕組みを作った。そこから今、面白い商品が出てきている。そういう仕組みを提案するのもいい。とにかく今の技術に固執し、しがみつかないこと。今の技術を磨きながら、次の柱を見つけること。


プログラマをずっと続けていきたいと願っているyasuhoですが、機会があれば、仕事や職場を定期的に変えるようにしています。一つの場所、同じ仕事をしていると、どうしても発想が固定化されてしまうから。yasuhoが飽きっぽいということも大きな理由だけど。^^;


あと自分を追い込みたいというのも理由の一つ。仕事ってやってると慣れてきて、自分がどのぐらい頑張れば作業を終わらせることが出来るか、ある程度見えてきてしまう。ぼくは弱い人間なので、仕事量が見えちゃうと手を抜いてしまうんだな。


経験的に自分が成長したな、って感じる時って、苦労した時なんだよね。楽勝だったことって覚えてないし、あまり実になってない気がする。だから仕事が落ち着いてくると未経験の分野を探し始める。そういうのって最初は訳も分からず大変なんだけど、越えられた時の喜びと、新しいことを覚えた嬉しさがあるって思うから、がんばっちゃう。もちろん力不足で越えられない時もあるけどね。^^;


出井さんも言っているように、エンジニアはいろんな経験をするべきだと思う。異動や転職って簡単なことじゃないけど、一つ言えるのはあなたの代わりはどこにでもいるってこと。特にプログラミングは理論なのだから、他人が見ても理解出来るはず。もし特定の人にしか分からないとしたら、そのソフトウェアはかなり問題があると思って間違いない。


こう書いていると、なんか転職を勧めてるようだけど、必ずしもそうじゃない。大事なことは自分を高めるためには、ためらうべきじゃないってこと。もちろん簡単なことじゃないし、必ずしもいい結果を生むとは限らないけど、動かないと何も始まらないと思うんだよね。

昔ある友人に言われた言葉


「それってただの片思いじゃん。後になってから言ったって『ふーん、あの時はそうだったんだ』って言われるだけだよ。もしかしたら告白されるの待ってるかもしれない。今のいい関係を壊したくないから言わないでいるとしたら、それは自分が傷つきたくないってだけだよ。まずは自分の意志を伝えなきゃ何も始まらないって。いいじゃん、それで失敗したってさ」


「自分がそうしたければすればいいし、したくなければしなければいい。主体性がないんだよ。自分の本心を隠して、他人を気遣ってるふりをしないで」


この言葉を言われてから、ぼくが成長したかと言えば、全然変わってない。告白するような勇気も持ててないし、他人を気遣うふりして本心を隠してる。けど、あの時言われた言葉は今でもよく覚えてる。自分が勇気を持てるようになりたいと願ってる。