その機能、本当に必要なの!?
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081027/317817/ 経由:
Small Basic is a project that's aimed at bringing "fun" back to programming. By providing a small and easy to learn programming language in a friendly and inviting development environment, Small Basic makes programming a breeze.
Small Basic
ほほー。これはなかなか楽しそう。
というわけで、さっそく使ってみた
文法自体はシンプルで簡単に使うことが出来る。感覚的には昔のbasicを彷彿させますな。ヘルプはまだない*1けど、Intellisenseがあるのでそれほど苦にならない。文法はちょっと疑問に思うところはあるけれど、複雑ではないのでそれほど困ることはないと思う。
ファイルを保存すると同時に実行ファイルとランタイム用のDLLが生成され、単体で実行することも可能らしい。デバッグ情報ファイルも出力されるので、将来サポートされる予定のデバッガで使われるんだろうか。
今後はユーザが文法を拡張できるようなインタフェースも公開されるとのこと。そうそう。アプリは英語版だけど、日本語も通るっぽいですよ。
苦言を言わせてもらえれば、アプリ自体の起動がもう少し早くなってくれると嬉しいな。:)
細かいところは荒削りで
まだまだこれからという印象は拭えないけど、個人的にはコンセプトは嫌いじゃない。むしろ、あまり普通に拡張されていって欲しくない。明らかに足りない部分は見えるんだけれど、おそらく開発チームは意識的に機能追加をしていないように思う。
まあ言ってしまえば数あるTiny BASICの類なのだ。けど、ただそれだけならわざわざマイクロソフトが作るまでもないだろう。そこに感じるのはプログラミングって楽しいものだったよね!?っていう問いかけなんだ。
そこで思ったのは
ソフトウェアを設計する時、よく我々は機能を追い求めてしまうってこと。「こんなことも出来るべきだ」「ここは拡張性があった方がいい」多くは必然であって、要求されるであろうこと。でも、時には割り切りも必要じゃないだろうか。最初のコンセプトを見失わないだけの最低限の実装から見えてくるものもあるんじゃないのかな。
そうそう。最近ではpomeraなんてガジェットもあったよね。
その機能、本当に必要なの!?
*1:将来はリリースされるとのこと