プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

WILLCOMが生き残っていくには


今回ヨメさん用携帯を探すにあたり街のお店をまわって驚いたのはウィルコムを扱っている店舗が激減していたことでした。それも何年も前というわけではなく、半年ぐらい前と比べてです。扱いがあっても「在庫分だけ」というところも多かったですね。


お店の人に話を聞いても「今は他のキャリアも安いプランがあるので、ウィルコムを選ぶ理由がない」という感じでした。お得意だった定額データ通信も、多くをイーモバイルに取られてしまった感があります。


もっとも苦しいのは他キャリアも同じように見えます。一方が値下げすれば他方も追随。ほとんど「囚人のジレンマ」状態(笑)。そんな熾烈な価格競争の中でウィルコムとの価格差はほぼなくなってしまったのですね。

それでもyasuhoがWILLCOMを選んだのは


うちの利用形態では月額料金が一番安かったから。


共通の要求:

  • メールはお互い定額料金内で使いたい

ヨメさんの要求:

  • とりあえず緊急時に連絡できればいい

私の要求:

  • 端末はPCのモデムに
  • 単体利用でもPC接続でもデータ通信は定額で
  • 端末はExchange Serverと同期できてフルキーがついている

この条件で探してみたら、ウィルコムになった。正直イーモバイルは(yasuho自身の機種変も含めて)かなり悩んだ。最終的には今後の動向を見守りつつ、ウィルコムで行くことに。


しかしX PLATE買った途端に各社メール無料始めるってどういうこと!?(笑)。これがもうちょっと早く全キャリアに普及していたら、イーモバイルにしていたかも。


いずれにしても今回のメール定額はウィルコムにとって脅威に違いありません。近い将来、本当に他社との価格差はほとんどなくなってしまうでしょう。消耗戦になったらシェアが少ないキャリアは圧倒的に不利・・・


こんなこと書いてる間にもイーモバイル版どこでもWiFiが・・・

じゃあWILLCOMはどうしたらいいの!?


ごめんね、結論ないのよ。もうここまでライバル会社が熾烈な闘いを繰り広げている市場では、ちょっとやそっとでは利用者の流出を止めることは難しいと思う。かと言って消耗戦じゃ結果は目に見えてるし。言うなれば第二次世界大戦末期にどうやって日本軍を勝たせるか考えているような。


個人的に思うのは、ウィルコム今の顧客を大事にしていくのがいいのではないかと。二台目携帯で持ちやすい安い料金。通信速度が遅くてもリーズナブルな料金体系。サポートの充実。など、手持ちのハード・ソフトで利用者にやさしいサービスを展開。


そして体力が出来てきたら、他社に対抗するウェポンを開発していく、と。


ウィルコムDDIポケットの時代から使っているので、やはり愛着があります。ネットを見ていても「それでもウィルコムがんばれ」という声を多く聞きます。大変な時期だとは思いますが、モバイルのパイオニアとして、これからもがんばっていって欲しいと思います。