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プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

プログラマを長く続けるには、どうすればいいの?

根幹にあるのは、ソフトウェア技術者の地位の低さだ。

しかし、10年、20年とプログラマをやっている人って、自分が知るかぎりではかなり少ない。自分の身近な存在で挙げると、17年プログラマとして働いている先輩が1人いるくらいだ。業界自体が若い、なんて話もあるが、仕事としてプログラムを書いていた人は1960年代から存在していたようなので(「闘うプログラマー」参照)、10年間仕事でコードを書き続けている人がいてもおかしくはない。

10年後もプログラマとして働き続けるために考えていること - seri::diary

日本ではプログラマとして長年勤めることはとても難しい。それは「プログラムなんて若い人に書かせておけばいい」という意識が業界に根強くあるからだと思う。ソフトウェアなんてハードウェアのオマケなんていう大昔の価値観。

根幹にあるのは

ソフトウェア技術者の地位の低さなんだ。

「いっぱいお金もらいたかったら、プログラマなんかやってないで、もっと上に行ってね」っていうことを、上からも普通に言われる。「いやいや、ぼくはプログラム書いていたいですよ」って思っても、わざわざ会社に逆らってまで意地を張る人は少ないわけで。プログラムを書きたいと願いつつもプログラマを管理する側にまわることになる。

それでも「ぼくはプログラマでいたいんだ!」って主張する人は、上司から見れば面倒くさいヤツなわけで。査定も下がるだろうし、出世も遅くなるだろう。「技術課長」って人を見たことはないかな。部下はいなくて、単独で活動してる人。ちょっと大きな会社だと、そうなることが多い。

もちろん技術者を大事にしてくれる会社もある。けど、そんな会社は日本では少ないし、外からは判断することは内部情報を知る以外、ほとんどムリだ。

ちょっと前に

Code.orgってサイトで、あるビデオが話題になった。

http://code.org/

プログラマになると、こんなクールな職場でかっこ良く仕事が出来るんだぜ!みんな、プログラマになろうよ!(意訳)」ってビデオなんだけど、違和感を感じる日本人プログラマは多かったと思う。いや、外資系だって、こんな所ばかりじゃないぞ(笑)

なんだけど、実際アメリカにはソフトウェア技術者を大事にする会社は多い。なるべくプログラマに快適な労働環境を与える。それはつまり優秀な人を会社に引き止めていたいからだと思う。

日本と違ってアメリカでは、ずっと一つの会社にいることはあまりなくて、どんどん転職する方が普通。優秀な人ほど、より良い条件が提示されれば、会社を変わっていく。ソフトウェアの生産性は人数じゃなくて、優秀なプログラマがどれだけいるかってことだから、会社としては優秀な人はなるべく長く会社にとどまって欲しくて、プログラマがなるべく好む環境を用意する、ってことになる。もちろん給与も高い。

日本でも外資系や一部の企業ではそんなところもあるけど、あまり多くはないという印象。

なので

もしプログラマを長く続けたいのであれば、プログラマを大事にしてくれる会社を探すことだ。でも外からはなかなか分からない。けっこう運かもしれない。何事も完璧はないから、不満だっていろいろあるだろう。

大事なのは自分がどれだけプログラマをしたいのかって自問してみることだと思う。一歩離れたところから自分を見ることで、自分が今何をなすべきか、これからどうすべきか、っていうのが見えてくるんじゃないかな。



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