ぼくと電卓
SHARPの電卓が50周年を迎えるそうで。リンク先では過去のSHARP電卓が見られる。デザイン投票でNo.1になった電卓を商品化するキャンペーンをやってたりする。
さて、50年とまではいかないけど、ぼくも電卓とはそれなりに付き合いもあったので、今までの電卓遍歴などを書いてみようかな :)
ぼくが購入した電卓とか当時の思い出とか
最初の電卓
これがよく覚えていない。今から40年ぐらい前に近所の電気屋さんで父が購入したように思う。8桁で緑色の蛍光管で、四則演算とルートが出来たのかな。このサイトにある"Pocket-Mini"の真ん中のものに近いデザインだったかと…
OMRON 関数電卓
工業高校入学時に学校で買わされたもの。これもよく覚えていないが、機能的にはこんな感じで、16進変換機能はない。一般のお店では見たことがないので、教育用だったのかも。
最初ボタンがおかしくて押せない部分があったので、初日にいきなり先生に交換を申し出たのも、今でもいい思い出 :)
SHARP PC-1211
SHARPの初代ポケコン。正確には電卓ではなく、プログラミング可能なポケットコンピュータと呼ばれる部類になるんだけど、計算機能はまさに当時の関数電卓と同じ性能だったので、ぼくの中ではプログラム電卓という位置づけになってる。
一番最初のポケコンだが、いま見ても秀逸なデザインだと思う。1行24文字しか表示できないが、エディタが使いやすくて、わりと快適なプログラミングが行えた。亀のように遅かったけど、楽しくて猿のようにプログラミングしまくったっけ :)
SHARPとCASIOの電卓戦争
ぼくがPC-1211を買ったもらった1980年代頃、電卓市場はSHARPとCASIOの一騎打ち状態だった。お互い切磋琢磨しあっていた印象がある。ぼくはデザインの優れたSHARPの電卓が好きだったけど、計算速度や誤差の少なさなどの性能はCASIOの方が高かったように思う。あくまで当時の話ね。今は性能差はほとんどないんじゃないかな。
ちなみに当時通っていた工業高校では、みなCASIOのFX-502Pを持っていて、PC-1211を持っていたのはぼくだけだった。当時からマイナー路線だった私^^;
だいぶ前に液晶が死んで使えなくなってしまったんだけど、初めて所有したコンピュータということで、思い出深いポケコン。
CASIO MG-880 (ゲーム電卓)
最初にして最高のゲーム電卓。当時ハマったなあ。このゲームデザインを考えた人はスゴイ。
TI LCD Programmer電卓
Texas Instrumentsの16進電卓。16進電卓っていうのも死語だろうか。昔のプログラマはみな16進電卓を持っていんだけどな。
ともあれ、これは使いやすかった。16進変換もワンタッチだしね。よかったんだけど、しばらくしたらキーを押しても反応しなくなり、残念ながら廃棄に。
HP-16C
名機。未だにこれを超える16進電卓はない。詳しくはここに書いたので、興味のある方はどうぞ :)
CASIO CM-100
今でも16進変換機能付きの関数電卓は珍しくないが、これは完全にプログラマ向けに特化したモデル。使いやすかったし、今でも動くんだけど、いかんせんHP-16Cの完成度が高すぎたので、残念ながらあまり出番はなかったです。
CASIO EZ-500
サイフに入る電話帳と思って購入したものの、結局あまり使わず。そもそもあまり電話かける人じゃなかった(笑)
http://www.dentaku-museum.com/calc/calc/91-bunrui1/53-card3/card-3.html
Windows 電卓
Windows Vistaから、同梱の電卓アプリに16進電卓機能が備わって、一気に使い勝手がよくなった。実際これのおかげで、プログラミング中に電卓を横に置く必要がなくなりました。
今はあまり出番はなくなってしまったけど
いつでも電源ONですぐに使える電卓は使い勝手がよく、ちょっとした計算には使うことがあります。思えば昔の機械は、電源を入れればすぐに使えるものが多かったよね。終わる時もいつでもOFFでOK. 今の機械はとても便利になったけど、すぐに使えなくてイライラすることが多いです。インテリジェントにはなったけど、使い勝手は犠牲になってるのかな、なんて思ったり。
ポケコンと共に、末永く生き残ってくれることを願ってます。
そうそう
SHARPの電子書籍ストアであるGALAPAGOS STOREでは、1980年前後の電卓のカタログが無料で見れますよ。当時を知る方はぜひ :)