プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

プログラマが転職する理由

エンジニア、妖精さんみたいな存在なので、面白そうなプロジェクトとか良いPCとかディスプレイとか椅子とかを置いておくと自然と会社に集まってきてせっせと働いてくれます。

逆に硬い椅子とかしょぼいPCやディスプレイとか自由を奪う規則とかが増えるとエンジニアさんは会社から去っていきます

退職エントリーを書かれる前に実践したい、エンジニアが辞めないチームの作り方 (1/3):エンジニアは妖精さん - @IT

妖精さん(笑) あー、たしかに妖精みたいなものかもねー、プログラマって。

ただ、この記事で気になったことが一つ。

それは

「不満になったから退職した」が前提になっていること。

まあ多くの場合は不満があるから退職/転職するんだと思う。でも、プログラマが転職する理由はそれだけじゃなくて、向上心や、新しいチャレンジをしたいという気持ちから転職する場合だってある。それは一部の人だけではなく、わりと多いんじゃないかと思ってる。

ご存知の通り

この業界は変化が激しい。5-6年前に主流だった技術が今はlost technologyなんてことは普通だ。その中でプログラマを続けていくには、常に新しい技術をキャッチアップしつつ、自らの技術力を磨いていかないといけない。

そういう環境にいると、より新しいチャレンジをしてみたいと思うのは自然なことだと思う。現状に不満がなかったとしても、一箇所にとどまっていることが不安になってくることだってあるだろうね。

あと

個人的にはネガティブな気持ちで転職したくないんだ。まあ自分が楽天家ってこともあるんだけど、新しいことにワクワクしたいって気持ちでいないと、前に進めない。過去のことで悩んだって、しょうがないって思うようにしてるんだと思う。

新しい企業だって、不満だけの人を採用したいとは思わないんじゃないかな。今の職場が不満で、どこでもいいから逃げたいって気持ちは相手に伝わる。そして、今自分はどれだけ新しいチャレンジにワクワクしてるかって気持ちも伝わるよね。

記事にも書いてあるけど

最終的には、ぶっちゃけ不満の多くはお金でしか解決できないんだと思う。自分はこれだけ頑張ってるんだから、このぐらいはもらいたい。という線がどこにあるかって話だよね。

いわゆるGAFAMと呼ばれる企業が、優秀な人に快適な環境と高給を与えているのは、優秀な技術者を一人でも多くつなぎとめたいってこと。少しずつだけど、日本もだんだんそうなってきてる気がする。

資金力のある大企業でないと

優秀な人を高給でつなぎとめるってことは難しいかもしれない。けど、いろんなチャレンジが出来る会社だってことが認知されると、集まって来る妖精さんも増えてくると思う。企業としては利益も追求しないといけないから、いろいろ難しい面もあるとは思うけど、そんな企業が増えてくれることを願っています。