プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

パッチをまとめてダウンロードする仕組みがほしい


先日のウィルス騒ぎの原因を究明してみる。
分からないままだとなんか気持ち悪いし、また同じような問題に遭遇するかもしれないからね。

原因の分析


やはり予想は当たっていた。
ウイルスが混入したのは、やはり以下の4から5までの間だったのだ。


4. ネットワークケーブルを接続
5. Windows Update経由でWindows XP SP2を適用


もうインストールし直してしまったので、どのウィルスに感染したか、全ては覚えていないのだが、一つだけ有名なウィルスがいたことを覚えている。


Sasser


ネットワークに接続する前までに、XP SP1とマイクロソフトのセキュリティ対策CDは施行しておいた。
ちょうどBlaster騒ぎがあった時に手に入れておいたのだ。
で、Sasserの発生した時期とXP SP2がリリースされた時期を、列挙してみると:


















イベント日付
Windows XPセキュリティ対策CD-ROMの発行日 2003/9/16
Sasserの発生が確認された日 2004/4/30
Windows XP SP2がリリースされた日 2004/9/2


これだ!!
Windows XP SP2まで施行してからネットワークに接続しないと、Sasserの介入する隙を与えてしまうのか。
しかし、ネットワークに接続してからXP SP2を当てるまで、1時間ぐらいしかかかってないはず。
にもかかわらず、感染してしまうということは:


誰か社内にウィルスを飼っている奴がいる −−メ


ウィルス恐るべし。

マイクロソフトへの要望


マイクロソフトのウィルス対策に対する姿勢は評価している。
ウィルスが発生した場合、すぐに対策がされたパッチがリリースされる。
Windows Updateの仕組みも、なかなかよくできていると思う。


だが、これらは当然のことながら、インターネットに接続していないと、新しいパッチを入手することができない。
新しくOSを再インストールするということは少ないかもしれないけれど、XP SP1までが入った、ちょっと古めのパソコンを買ってきた人はどうするのか?
アンチウィルスソフトのアップデートだって、ネット経由で行うから、それまでにウィルスに進入されてしまう可能性は残る。
さらに今回はXP SP2のCDで対応可能だったけど、次のサービスパックが出るまでに、Blasterのようなウィルスが発生することは十分考えられるよね。


そこでマイクロソフトさんに要望です。
自分のPCに必要な「重要な更新」をまとめてディスクへダウンロードできる仕組みを作ってもらえませんか?
あるいは「重要な更新」のダウンロードページへのリンクが、どこかに一覧になっているだけでもいいです。
生きているPCがもう一台必要になるけど、これがあればパッチをUSBメモリなどで新しいPCに持っていける。


どうか、ご検討のほど、よろしくお願いします。>マイクロソフト

ところで


こんなことって、パソコンを自作する人なら常識なんだろうか。
みんなどうしてるんだろう。
何か妙案があれば、教えていただけると嬉しい。