プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

その用語、本当に理解できていますか?


NHKの週刊こどもニュースを担当されていた池上さんのコラム。


http://www.ewoman.co.jp/winwin/63ia/


週刊こどもニュース」って、ニュースを分かりやすく解説してくれるんで、好きなんだよね。頭の悪いぼくでは理解できないような難しいニュースも、よく分かる。


読んでいたら、思わず「はっ」とされられた。

逆に大体わかっていて、詳細定義を知らないからこそ、みんなにとっての共通言語である専門用語で話していた。専門用語を使わないようにと思ったら、中身がすかすかだったっていうことに気がついた……。


そういうことですね。ある種、記号として使っているんです。「政府は」って言って、みんな何となく了解事項としてやっている。だけど、政府って何よ。それは総理大臣のことなの? 内閣のことなの? ってなったときに、そういえばすごく曖昧に使っていたなっていうことですね。


あー、そうだ。ぼく、ちゃんと理解しないで「専門用語」使ってることあるよー。例えばTCP/IPのことは知ってるつもりだけど、ぼくはそれを正しく理解してるとは言えない気がする。でも日常では普通に使ってる・・・


「パソコンのこと教えて」って、友人や知り合いによく聞かれる。あまり詳しくない人にはなるべく優しく説明しているつもりでも「?」みたいな顔をされることがよくある。それは無意識に専門用語を「相手が分かってるもの」と仮定して話してしまってることも多々あるんだけど、それ以上に自分がそのことを知らない人にも説明できるほど正しく理解していない、ってのも大きいんじゃないかなあ。


お互いよく知っているはずの「業界の人」や「仕事の同僚」なんかの時の方が顕著じゃないだろうか。明らかに分からない単語の場合は「xxxって、なあに?」って聞くけど、みんながその言葉を正しく理解している、していないに関わらず、なんとなく分かったつもりで聞き流してしまう。


なんかミーティングをして「これはこうしましょう」って決めたとしましょう。担当者が物を作る。出来た物を見て誰かが言う。「それ、あの時言ってたことと違うよ」って。


そういう経験はないですか!?


週刊こどもニュース」のように、相手が必ずしも専門用語に詳しくないと分かっている場合よりも、むしろ用語をある程度知っている「はず」の人たちを相手に話す時こそ、ちゃんと理解してもらえるように確認すべきじゃないだろうか。このコラムを読んで、そう感じました。

わからない人と仕事しているときに、そんなこともわからないのって言わないで、その人に説明するにはどうしたらいいんだろうかって考えることから自分の説明能力ってあがっていくんだろうと思います。


何かのことを説明している時に「なんでこの人は分かってくれないんだろう」って思うことあるんだけど、それは自分の理解が足りないか、相手に分かりやすく説明しようとしていない、ってことなんだろうね。


知ったかぶりをせず、日々勉強ですね、はい。:)