プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

昔のマイコンは未来に残して


PDP-1かあ。実機はVAXすら見たことないけど、PDPシリーズは見てみたいコンピュータの一つだったなあ。

Allenによると、老朽化した電子機器を将来のために保存しておくのは重要なことだという。同氏はこのサイトの前書きに、IT分野の進化は「矢継ぎ早に起こっており、ソフトウェアやハードウェアは数年で時代遅れになってしまう」と書いている。


願わくばPC-8001やMZ-80シリーズなんかも復刻して欲しい。確かにPC上のエミュレータもあるけど、実行にはROMイメージが必要で、実機を持っていたけど壊れたり既にない場合が多くて、大半の人は実行できないでしょう。まあ著作権の問題があるから、仕方ないとは思うけど。


「そんなに需要はないし、どうせちょこっと遊んだら放置でしょ」って!?確かに一部のマニアの懐古趣味と言う側面はあるかもしれない。でも、本当にそれだけなのかな。


例えば本や映画には古くても名作と呼ばれるものがある。それらはいつ見ても面白いし、今でも手に入れることができる。一方コンピュータはと言うと、時間と共にハードもソフトも消えていく運命にある。ハードウェアはまあ仕方ないかもしれない。けど、ソフトウェアという資産もハードと共に失われていくのって、とても寂しいよ。


本や映画のように、我々はこれら「往年の名機」と言われるハードとソフトを、後世に残していかなくちゃいけないんじゃないだろうか!?


今の若い人や未来の人がこれらを見たとしたらどうかな。当時のことは知らなくても、なぜマイコン少年たちが夢中になったのか、分かってくれるかもしれない。シンプルなBASICや機械語にふれて、プログラミングの楽しさに目覚めてくれるかも。


そんなわけで、メーカの方々には、これら文化遺産、いや世界遺産とも言うべき当時の「マイコン」を保存して欲しいのです。ハードウェアはFPGAなどで再現する、ROMイメージを作って販売する、公式エミュレータを開発する、当時のソフトウェアをネット上に保存する、などなど。アスキーMSXの活動や、個人的にそういったことをされている人はいますけど、ぜひ当時のメーカにやっていただけると嬉しいですね。


もしもPC-8001のROMとエミュレータが出たら買いますよ、あたしゃ。
でもって高校時代に作ったFOCSを復活させるのだ(そこかい)