プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

コンピュータ雑誌の終焉


スラドにてC Magazine休刊を知る。


たまにしか読んでなかったけど、プログラマ関係の雑誌が減るのは寂しいなあ。


またおじさんの昔話になってしまって恐縮だけど、昔はプログラミングの雑誌や本が数多くあったですよ。Windowsが普及する前はパソコンを使う=プログラムを書く、みたいな感じだった。でも今日はWindowsとインターネットの普及により、自分でプログラムを作らなければならないケースはかなり減ってきている。


それじゃあプログラマが減ったからC Magazineが休刊になるのかと言うと、たぶんそれだけが原因じゃないと思う。確かにC/C++を使ったNativeなプログラミングは減っていて、それも休刊の理由の一つだろう。でも、ソフトウェア開発は少なくなった気はしないし、ウェブプログラミングや携帯のJava/Brewなど、むしろソフト開発は増えてるはず。


それでもこの手の雑誌が減ってるのは、やっぱりインターネットの普及が大きいよね。


あなたは開発手法やプログラミングで悩んだとき、どうしますか?(ぼくもそうだけど)まずはGoogleするんじゃないですか?Webを探せば、たいていの情報は見つけることができる。サンプルコードだって探せる。そんな中でこの手の雑誌のが存在意義を見つけるのって、とても難しいことだと思うよ。


何もプログラミング雑誌だけじゃない。昔は雑誌の新製品コーナーを見て、まだ見ぬハードにわくわくしたもの。けど、今はネットの方が早い。製品のレビューだって、Webがメインだ。


将来はコンピュータ雑誌そのものが「ああ、昔はそんなものもあったねえ」なんて語られる日が来るかもしれない。C Magazineの休刊は、プログラミングに縁のないコンピュータ雑誌にとっても決して「対岸の火事」じゃないんじゃないかな。