質問と回答に費やす時間はムダじゃない
質問と回答はとても大切なコミュニケーションの一つだと思います。上手に使って、新しい関係や技術が生み出せるようにしたいですね。
感謝の気持ちを忘れずに
プログラミングやシステムなどで分からないことがあったら、誰かに聞いたり、どこかに質問したりする。よくあることですよね。私も分からない時は、詳しそうな人に聞いたりします。自分では全く気づかなかったことに気づかされることもあり、自分の視野の狭さを実感することも。
仕事でも「分からない時は一人で悩まず誰かに聞け」と言われます。でも、誰かに聞くということは、その人の時間と労力を使うわけです。だから、どのような場合でも、回答する人に感謝する気持ちを忘れてはいけないと思います。
質問する時に考えるべきこと
これから述べることは、ぼくが言うまでもなく、既にみなさんよくご存じのことだと思います。でも、自分でもこれをいつでも実践できているかどうかは怪しいので、自戒の意味も含めて、まとめておくことにします。もちろん状況によっては当てはまらない場合も多々ありますので、臨機応変に対応すると言うことで(投げやり)
まずは自分で調べる
聞く前に、自分で出来ることは自分で調べましょう。どうしても分からない場合でも「これをするにはどうすればいいの」じゃなくて「これをするにはどこを参照すればいいの」という具合に、ヒントだけを聞くようにすれば、相手の時間も節約できます。
要点をまとめておく
聞く前に、質問の要点をまとめましょう。結論は最初の方に置き、内容も完結にまとめておくと、教える側も答えやすくなります。なぜ自分がそれを知りたいかという背景も後ろにちょっと付け加えておくといいですね。
教えてもらったらお礼を言う
言うまでもないですね。これを忘れると、次からは教えてもらえませんよ。:b
質問された時に考えるべきこと
質問するだけでなく、時には質問されることもあるでしょう。
相手が本当に知りたいことを聞く
聞かれたことをそのまま答えるのではなく、可能であれば質問の真意を聞いてみましょう。
質問する人は本当に知りたいことを聞いてきているとは限りません。むしろ、その逆のことが多いような気がします。ちょっと手間な気もしますが、質問が知りたいことと違う場合、再度質問してくる場合も多いので、結果的には手間が減ると思います。
「まずは自分で調べる」と相反している感じですが、このへんはバランスでしょうか。
そのまま答えるより、なるべくヒントを
そのまま答えるのではなく、なるべくヒントだけ教えるようにしましょう。
これにより、相手もそれを学習する機会が得られると共に、回答を正しく理解することが出来ると思います。単純に回答だけ示すと、それを誤解するかもしれませんし、また同じようなことを聞いてくるかもしれません。
もちろん自分がそれについて答える義務をおっている場合は別ですけど。
なぜ質問されたか考える
何度もよく聞かれる質問って、ありませんか!?もしかすると、情報がユーザの見えるところにない、もしくは探しにくいところにある、ということはないでしょうか。もしそれが自分の担当であれば自ら修正し、そうでなければ担当者に指摘するとよいでしょう。
「また同じようなこと聞いてきて!」と思う前に、ちょっと考えてみませんか!?
Q&Aの時間って、ムダ!?
質問と回答って、本来は必要ないものなのでしょうか。ちゃんとドキュメントが揃っていて、みんなが必要な情報にアクセスできるのであれば、お互い時間を使うこともなく、ムダな論争も避けられるのでしょうか!?
ぼくは質問は必要なものだと思います。質問された方も調べることで新しい知識が学べることもあります。それを作った人が、思わぬ使い方や問題点を発見できるかもしれません。
そういう意味で、質問と回答はとても大切なコミュニケーションの一つじゃないでしょうか。お互いの立場を尊重し、上手にQ&Aをすることで、新しい人間関係が構築できるような。そんな上手なQ&Aが出来るようになりたいですね。
みなさんはどう思いますか!?