iPod touchで自作アプリを動かす
ここで、iPod touchにアプリケーションをインストール可能とするため、今もっとも広く利用されている「JailBreak」について解説しておきます。
[Think IT] 第1回:iPod touchにアプリケーションがインストールできる不思議 (1/3)
非公式なSDKとして、現在Intel版Mac OS Xを中心に開発が進められています。2008年2月に公開が予定されている公式のSDKもMac OS X専用になると思われます。
iPod touch向けアプリケーションの開発は、Mac OS Xを使ったクロス開発環境上で行います。当初はIntel版のみでしたが、最近PowerPC上でも開発できるようになりました。前回解説した通り、アプリケーションのコンパイルにはARM版のGCCを使用します。具体的にはiPod touch用のライブラリをインストールした後でARM版GCCを組み込むことで、ARM用の実行ファイルだけでなくiPod touchの機能を利用できるようになります。
[Think IT] 第2回:iPod touchの自作アプリケーションが作れる&動かせる! (1/3)
先日AppleからiPod touch向けの新ファームウェアがリリースされ、「第1回:iPod touchにアプリケーションがインストールできる不思議」で紹介したlibtiffの脆弱性が解消されました。原稿執筆時点では1.1.2固有の脆弱性は見つかっておらず、JailBreakを行うためには必ずバージョン1.1.1のファームウエアが搭載されたiPod touchが必要となります。
[Think IT] 第3回:iPod touchで動作するテキストエディタはこう作る! (1/3)
iPod touchでもhomebrewなアプリの開発が出来るんだ!iPodあまり興味なかったんだけど、ちょっと興味がわいてきたかもしれない。:)
PSPみたいにシステムの「脆弱性」をついてアプリを実行させるんだ。今のうちに古いバージョンのiPod touchを入手しておいた方がいいかしら。でも、来年2月に公式のSDKが公開されるってことは、そのうち「正式なアプリ登録」が出来るようになるってこと!?でもこれってサードパーティ向けとあるから、個人ユーザはやっぱり非公式版を使うことになるのかもね。
クロス開発環境はMacだけかあ。そりゃそうだよな。でも、gccベースだから、そのうちWindows PCでもできるようになるのでは!?と他力本願。:)
ところで自作アプリでネットワークにアクセスすることは可能なんだろうか。Standalone環境だけだと出来ることは限られるだろうから、socketなんかが使えると嬉しいかも。連載第四回に期待しています♪
「その前にMac買え」ですか、やっぱり。^^;