プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

こんなモノを作りたい、って思ってます

こうしたチャレンジングな創出活動は、批判がともなう。合議制で進めれば当然「普通のもの」が出来あがる。つまり、ジョブズ氏は、会社組織の中で、普通でないもの作りの環境を自ら犠牲となってプレゼントしたように思えるのだ。

モノづくりに十分な時間を注いでいるか? [書評]「アップルのデザイン」(1/2) 【増田(@maskin)真樹】 : TechWave

個人的にはApple製品って、造形の美しさと「この美しさを表現するにはこのUIじゃなきゃダメなのだよ」っていう強烈なメッセージによる圧倒的な存在感だと思ってる。ユーザフレンドリーとか、そういうのじゃなくて「これはこういうものなんだよ」っていうコンセプトが明確なんだよね。これはハードもソフトも作っているAppleならではの強みだよね。

「ユーザが何を求めてるか」とか「こうしたらユーザに喜ばれるんじゃないか」っていう視点で製品開発が行われるケースって多いんだけど、それを全部満たしたらいい製品になるかというと、実はそうじゃない。フリーソフトなんかによくあるよね。すごい数のメニューやオプション設定があって、最初に何をしていいか全然分からないってやつ。最近のTVリモコンにも膨大な数のボタンがあるけど、全然使わないボタンの方が多い。そもそもこれ何のボタン?

コンセプトとか説明しなくたって「これはこういうものなのです」っていうのが分かる。シンプルともちょっと違う。作った人のマインドが伝わってくるような。そんなモノを作りたい、って思ってます。現実にはなかなか難しいですケド。:)