kindleを選んだ本当の理由
いよいよ発売が近づいたkindle.
- 出版社/メーカー: Amazon.co.jp
- 発売日: 2012/11/19
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 91人 クリック: 6,995回
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巷ではkindle Storeのコンテンツが少ないとか言われてますな。いや実際少ないんだけどさ。準備期間が長かったわりには少なかったというのが正直な感想かな。
それよりあなた目当ての「動物の絵が書いてる本」とか売ってないじゃないの。端末買うの待った方がいいんじゃない!?という意見は至極真っ当なのだが、それでもyasuhoがkindleを買うのには理由があるのだった。
昔X68000というパソコンがあってね
パソコンと言えばNECのPC-98という時代に突如SHARPから発売されたX68000. これはCPUにモトローラのMC68000を採用したパソコンで、CPUだけでなくアーキテクチャから何から何まで全く新しいコンピュータだった(話が長くなるので、詳しくはWikipediaを見てね :))
当時はまだパソコンにWindowsやLinuxといったOSも搭載されておらず、アーキテクチャも斬新だったため、発売はされたものの、ソフト資産はほぼ0といっていい状態だった。そんな中ソフトもたまに発売されるんだけど、当然数も少なかった。本体の価格も高かったからね。
で、yasuhoは思った。「このままではX68000は絶滅してしまう」と。それほど欲しいって感じじゃないソフトだけど、とりあえず買っておくか。そう思ったユーザは多かったらしく、X68000のソフトは「ユーザが買い支えをしている」とまで言われていた。
やがて電波新聞社という救世主が現れ、状況は一気に改善に向かう。
これと似たような状況が
今のkindleじゃないかと思うわけです。ハードウェアが発売されたとしても、やはりコンテンツがなくては売れない。コンテンツを増やすにはハードウェアの普及が必要、といった、Chicken and Egg的な状況。
目当てのコンテンツがほどんどないと分かっていながらkindleを購入したのは、こういった応援の気持ちが強いのです。今後コンテンツが充実していって欲しいという気持ち。
近年多くの選択肢がある中でAmazonを選んだ理由はいろいろあるんだけど、一番の理由は何となく気に入ったから。普及しそうだからとか、市場規模がどうとかはあまり重要じゃなくて、ほとんど直感なんだよ。30年以上前にX68000を選んだ時と同じようにね。
でも本当は
ガジェット好きなyasuhoの琴線に触れたのがkindleだったのよ。フフフ :)