プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

息子へ~インターネットへ踏み出す前に

最近twitterなどで日常をさらしてしまったことが社会問題化するケースをよく目にします。まだtwitterfacebookなどを使う年齢ではないとはいえ、息子もパソコンを日常的に使うわけで、他人事とは思えません。近い将来、息子がネットワークに書き込むようになった時のため、伝えておきたい言葉(特にコミュニケーションに関して)をまとめておくことにします。

その頃はどんなSNSがメジャーになってるんでしょうね :)

インターネットを使う時に気をつけること

初めてのスマートフォンおめでとう。ネットを使ったコミュニケーションって楽しいよね。でもちょっと怖い面もあるんだ。使う前にちょっとだけ話しを聞いてくれるかな!?

言葉は丁寧すぎるぐらいに

文字によるコミュニケーションは、自分が思っているほど相手に伝わらない。自分では軽い冗談だったとしても、相手にはすごく冷たく伝わるかもしれない。逆に相手からすごく厳しく言われたとしても、実はそれほど怒ってるわけじゃないってこともある。

普段よく話してる友達だったとしても、いや、そんな友達だからこそ、言葉には気を使おう。ちょっと丁寧すぎるぐらいがちょうどいい。何気ない一言が深刻な事態になることだって珍しくない。

うまく会話できてないなって思ったら、可能な限り、電話や実際に会って話をしよう。言葉によるコミュニケーションはいつだって不完全だってことを忘れないようにね。

ウェブのデータは永遠に残る

twitterやblogなんかで発言したことは永遠に残る。消せば大丈夫じゃないかって?一旦ウェブに公開された発言はコピーされアーカイブ化される。永遠に消えないんだ。

公開範囲を友人だけにしたSNSだって絶対じゃない。友人が発言を公開しないって保証はある?データ漏洩は日常茶飯事。何事も完璧なんて物はない。

インターネットに発言する時には、友人との会話以上に気を使おう。

個人情報や場所が特定されないように

自分が今どこにいて何をしているか分かるような記述や情報を公開しないようにしよう。

場所が特定されると、嫌がらせをされる可能性が高まる。ストーカーにつきまとわれるかもしれない。どうしても自分がどこにいるかを言いたかったら、顔馴染みの友人だけがいるSNSにするといいよ。

言うまでもなく、デジカメなどの画像データには位置情報を入れないようにね。

うまい話はない

ネットにはうまい話が溢れている。おトクなキャンペーン。楽してこんなに儲かった。云々…

いろいろあるけど世の中にうまい話なんてない。こういうのは基本的に無視でOKだ。美味しい話をのがしてしまってガッカリ、なんてことはないから安心してね。関わってしまうと、後悔するだけだよ。

ネットに限らないんだけど

一番大切なことは「これを友達や知らない人が見たらどう思うだろう」って考えてみること。

感情的になったり、気分が高揚している時こそ、ちょっと離れて見てみよう。世の中にはいろいろな考え方や価値観を持つ人がいる。自分が常識だと思っていることが、全ての人にとっての常識じゃないからね。

自分の発言に責任を持つこと。相手の意見を尊重すること。ちょっと大変だけど、それが大事なんだ。

まだインターネットがなかった頃は

人とのコミュニケーションを段階的に学べた。小学校から大学/社会人とね。若かりし頃の過ちも、まわりから怒られて学んでいけた。

今はいきなり全年齢層に放り込まれる。しかも間違えれば人生終了とな。それどんな無理ゲー!? :)

たぶん嫌がられるだろうけど、このことはしつこく伝えていきたいと思ってる。ネットの怖さってのは、実際に体験してみないと分からないけど、致命傷になってからじゃ遅い。いろいろな世代のいろいろな考えの人々が集まっているからこそ、ちゃんと自分を持ってないと厳しいってことを伝えていきたい。