プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

MSXと私

読みながら、MSXのことを思い出す。

MSXというものを初めて知ったのは月刊ASCII誌の記事だった。互換性などというものは皆無だった当時のマイコン界に統一規格をというMSXの思想には共感とマイコンの未来を感じたことを覚えている。

それだけに、店頭で初めてMSXを見た時の落胆も大きかった。当時の他のマイコンと比べても、スペック的に劣ることは明白で、折しもファミコンと同時期だったこともあり、「これは売れないな」という印象しかなかった。思想はいいのに、もったいないな、と。

そんな印象が変わったのは、それから何年か経過後、ファミコンが欲しいという友人と秋葉原へいった日のこと。無事ツインファミコンを入手した友人と分かれたぼくは、ふと今はビルすらなくなってしまったロケット本店に立ち寄った。そこにはMSXが多く展示されていたんだけど、昔見たあの貧弱なグラフィックスとは違うMSX2のキレイな画面が並んでいた。かくして、ぼくはPanasonicのFS-A1を購入し、はれてMSXユーザとなったのだった。

ご多分に漏れず

FS-A1でコナミのゲームをやりまくりましたとも、ええ :)

完全にゲームマシンだった。BASICは起動したことすらない。後にディスクドライブやFM音源ユニットを購入し、遊びまくった。

だいぶ前に

ソフトごと手放してしまったんだけど、今は後悔している。秋葉原のスーパーポテトでMSXを見かけるたびに、購入したくなる衝動を抑えている。そのうち買ってしまいそうで怖い(笑)