プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

東京都立多摩図書館に行ってきました

先日、以前から行こうと思っていた東京都立多摩図書館に行ってきました。

ここ、一見普通の図書館っぽいのですが、いろいろな雑誌を大量に保有していることで有名な図書館なのです。私の目的はもちろん昔のパソコン雑誌の閲覧 :)

立川駅から歩いていったんだけど

いやー、遠い遠い。歩くのは割と早い方だと思うんだけど、確かに徒歩20分はかかる。移転したら、駅からちょっと近くなるみたい。移転に備えて書庫の移動が始まる旨の張り紙があった。

表に出ている雑誌は基本的に最新号しかないので、バックナンバーは調べて雑誌は館内の端末で調べて、書庫にある書籍の閲覧依頼をする必要がある。まとめて何冊も依頼可能で、本が多い時は台車も貸してくれる。

閲覧依頼をすると担当の人が書庫で探して持ってきてくれる。当然ながら記事の写真撮影は禁止。コピーの依頼は可能。

閲覧した雑誌はI/Oや月刊マイコンマイコンベーシックマガジンなどなど。アスキーは創刊号近辺の古いものしか見つけられなかったんだけど、後で探したら検索の仕方が悪かっただけと判明。残念。

図書館のサイトで検索できるので、事前に読みたい本を調べておくのがいいかな。

いやー、楽しい

もう読んでるだけで当時のことを思い出してしまい、夢中になってしまった。読んでいると、当時は気がつかなかったけど、いろいろカオスだなー、と思ったり。

I/Oプラザのカオスぶり

雑誌I/Oのページ下に掲載されていた読者投稿コーナー。単なる投稿じゃなくて、読者同士のコミュニティの場になってた。言うなれば返信を読むのに一ヶ月かかる2chっていう感じかな :)

テーマがあるわけじゃなく、書いてることも自由奔放。文字数制限の中多くの情報を載せるため、脈絡なく複数の話題を書くのもI/Oプラザの芸風だったかと。

読者に自由に開放してくれた編集部に感謝。

広告のカオスぶり

当時はマイコンカンブリア紀よろしく、ハードウェアもソフトウェアも多種多様なものが入り乱れていたからか、広告を見ると、ありとあらゆる業種から参入していたことが見てとれる。

どんなものかは良く理解していなかった企業もあったかもしれないけど、何よりマイコンそのもののカオスぶりから、何かとてつもない勢いを感じていたであろうことは想像に難くなく。

マイコンクラブのカオスぶり

マイコンの広告の間にけっこうマイコンクラブの広告が入っていることに気づく。会費は月額500-1,000円ぐらいのところが多かったかな。

あくまでも想像だけど、中には単なる資金集めの会もあったかもしれない。でも前述のI/Oプラザもそうなのだけど、多くのマイコンファン/マイコンユーザはコミュニティを求めていたのだと思う。そんな中マイコン雑誌は貴重な情報源かつコミュニケーションの中心だったんだな。

というわけで

マイコン雑誌を堪能しました。朝9:30に入って、途中お弁当を食べて、図書館を出たのが15:00頃。それでも20冊ぐらいしか読めなかった。また行こうっと :)

書庫にある雑誌はもちろんマイコン雑誌だけではないので、検索して読みたい雑誌があれば、ぜひ行ってみることをオススメします。当時は気付かなかったことが見えてきて楽しいですよ。遠いという方は、制限はあるみたいですが、郵送によるコピーサービスもあるようです。