プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

あなたはなぜプログラマをしているのですか?

子供向けプログラミング講座が大人気らしいですね。私も妻によく「息子にプログラミング教えてよ」と言われます。

でも、こうも言われます。「息子は絶対プログラマにはしない」と。なぜかと聞くと「遅くまで仕事させられるわりには給料が低い。業界自体がブラックだから」だそうです…

「スタートアップならハードワークは当然」「この業界では定時帰宅なんてムリ」…

ワタミの失敗〜「善意の会社」はなぜブラック企業の代名詞になったか(新田 龍) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)

妻の認識は大体世間一般の認識と一致しています。IT業界は大方ブラックというのが通説になってますね。ネットで検索すれば多くの「IT業界の悲惨な現状」を目にすることができます。さらに「そんなのはウチに比べれば全然大したことはない」と、不幸自慢大会が始まります(笑)パロディ漫画のネタも枚挙にいとまがありません。

確かにそういった側面があるということは否定しません。下請けであるが故に無茶な仕様変更に対応せざるを得ないケース。大企業であっても見込みの甘さからデスマーチに突入するケース。残念ながらそういったことは少なくありません。

でも

IT企業の全てがそのような状況というわけではありません。バブル経済の時代、私も基本給より残業代の方が多いということもありましたが、現在は長引く不況により、多くの企業は残業代を削減する方向へ向かっています。会社にもよるが、昔のようなムチャな残業は全体としては減っている印象ですね。

加えて近年はフレックスタイム制など、作業時間を比較的自由にできるようになってきました。まだまだこれからではありますが、だんだんとプログラマの価値を企業が認識してくれるようになってきてはいます。

あなたはなぜプログラマをしていますか?

人によって理由は違うと思うけど、多くの人はプログラムを作ることに喜びを感じているから、プログラマをしているのではないですか!?

初めて作ったプログラムが動いた時の喜び。ずっと分からなかった問題の原因が分かった時の爽快感。苦労して作ったソフトウェアがリリースされた時の達成感。そういう気持ちがあるから、プログラマを続けているのではないですか!?

別にウソを言えとは言いません

でも不幸な現状を嘆くだけではなく、できれば前向きな提案もして欲しいのです。プログラミングに興味を持つ若い人たちに、希望を感じさせるようになって欲しいのです。

そして、嬉しいことがあった時は、ぜひその気持ちをシェアして欲しいのです。プログラミングって、こんなに楽しいんだよって :)