プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

My favorite エディタ


プログラムを書くとき、どんなエディタをお使いだろうか。
Windows添付のメモ帳や秀丸といったあたりがメジャーなところか。
私は昔UNIXを使って以来、ずっとviを使っている。
UNIXLinuxは使っていないのだが、Windowsで動くviクローンを使っている。


viというのは非常にクセのあるエディタだ。
編集モードとコマンドモードの区別があり、しかも今どちらにいるのか表示されない。
ほぼアルファベット全てに割り当てられたコマンドを体で覚えないと使えない。
カットアンドペーストも基本的に行単位でしかできない。
最初に使うとあまりの使いづらさに、ファイルを編集することもままならないだろう。


だが、がまんして数週間使い続けていると、このエディタの真のよさが見えてくるのだ。
特に秀逸なのは、その豊富な位置移動コマンドである。
目的の位置までカーソルキーを使うことなく、最小限の入力でたどりつくことができる。
うまくすれば、キーを数回入力するだけで、画面中央の特定の位置へ移動可能だ。


カーソルキーを使わないというのは、入力を効率よく行う上で大変重要である。
メモ帳やワードなどでカーソル移動や文字の削除をしてみよう。
右手をフルキーから離し、カーソルキーや削除キーを操作し、再びフルキーに手を戻しているだろう。
エディタのメニューを選択する時はマウスまで手を伸ばすので、さらに無駄な動作が加わる。
viなら両手をフルキーからいっさい動かすことなく編集作業を行えるので、非常に効率的がよい。
そのためだけにviを使い続けていると言っても過言ではない。


同様の理由で、私はマウスが嫌いである。
キーボードによるショートカットが使える時は極力それを使う。
IEのお気に入りに追加する時はなるべく英字が衝突しないように名前を変更して、キー入力の数を減らす。
タスク切り替えは Alt+Tab, アプリ終了は Alt+F4 にするだけでも、かなりアクションを減らせる。
よく使うアプリケーション名は先頭をアルファベットにすると起動が楽になる。
マイクロソフトのアプリケーションだとMを連打することになるので、気にいらない。


初期のバージョンのWindowsでは、マウスがなくても操作することができたという。
しかしながら、最近のWindowsはOSだけではなく、マウスがないと操作不要なことも多い。
初心者にはマウスは使いやすいが、パソコンに慣れてくると次第にキーを使うようになってくるものだ。


OSやアプリケーションの機能アップもパソコンを使いやすくするために必要なことだろうが、OS/アプリ開発者には全てのユーザがストレスを感じている(と思われる)入力デバイスについて、ちょっと考えていただきたい。
今のキーボード・マウスだって、工夫次第でもうちょっと使いやすくなるんじゃないかと思うんだけどなあ。。