W-ZERO3: CE6のカーネル拡張
@ITより:
「もっとプロセスを!」の声に答えたWindows CE 6〜 Windows CEのカリスマが語る開発裏話 〜
Hall:Windows CE 6の最も大きな進化は、同時実行可能なプロセス数が従来の32から3万2000に向上し、各プロセスに割り当てられる仮想メモリ空間も32Mbytesから最大2Gbytesに拡大していることです。
Windows XPやLinuxなど一般的なOSのプロセスと同じアドレス構成になるということですね。アプリ作成者から見ると32MBの制約がなくなることは大きいでしょうか。Windows XPにCEと同等のリアルタイム機能が装備されれば、CE6とほぼ同等になってしまうのかな。あ、それがWindows embeddedなんでしたっけ!?
別の記事で従来アプリとの互換も確保するという情報を見ました(ソースは忘れてしまいましたが)CE6の一つの特別なプロセスの中に従来のメモリ空間構成のプロセス群が含まれるイメージなのでしょうか?それともCEを構成する時に2つのモードを切り替えて使うイメージなのでしょうか?このへんは気になるところです。
さて、次世代W-ZERO3はどのような構成になるでしょう。プロセス数32で困ったことはあまりないので、この機能が切望されることはなさそうですが、システム側では必要となるシーンがあるかもしれませんね。もっともメモリ(特にRAM)消費量が増えることは確実なので、メモリ増強は必須でしょうけど。
それにしてもバージョンの進んだOSでこれだけの変更をカーネルに加えるというのは、すごいですね。開発者の熱意を感じずにはいられません。
(6/23 追記)
id:takorattaさんにWindows XP Embeddedにおけるリアルタイム拡張を教えていただきました。id:takorattaさん、ありがとうございます。