プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

映画も同じ


オーシャンズ11を見たあと、なんとなくスマステを見ていたら、「ハリウッド映画の作り方」なる特集が放映されていた。


http://www.tv-asahi.co.jp/ss/


どんどん増加する制作費。
ヒットがある程度見込める、大物俳優の起用。
ヒットした映画の原作者に対する、高額な権利金。


...


ひょっとして、ゲーム業界とあまり変わらないのかな。。


以前ゲーム業界の衰退について、映画との対比を書いたんだけど、どうやら映画業界も事情はそれほど変わらないように見える。
いや、もちろん面白い映画もたくさんあると思うのだけど、ある程度の収入を見込もうとすると、派手なCGや大物俳優に頼ってしまう現実があるのだね。


そういえば映画もだいぶ見なくなった。
映画館にはもう何年行ってないんだろう。
昔は毎週のように行っていたビデオレンタル屋さんも、今はほとんど足を運んでいない。
映画は今でも大好きだし、見たい映画がないわけではないのだけど、なんか最近映画を見る意欲が低下しているね。


ちなみにぼくはいわゆるジェットコースタームービーが大好きである。
息もつかせぬ展開と、分かりやすいストーリー展開。
Back to the futureとか、インディジョーンズシリーズとか、スターウォーズ、なんかを好んでみる。
最近では松林サッカーが面白かったな。


そういう意味では最近のいわゆる大作映画は、ぼくの好みのはずなのだ。
それなのに、あまり映画を見なくなったのはどうしてだろう。


一つには嫁さんと映画の好みが全く合わないというのもあるように思う。
嫁さんはぼくと違って、人間ドラマや感動のストーリーという映画が好みだ。
俳優で言うと、ロビン・ウィリアムストム・ハンクスが出てくるような映画ね。
一緒に見ることができる映画が少ない中で、「グリーンマイル」は一緒に見れた数少ない映画の一つである。
ジョン・コーフィーが口から怪しげな虫のようなものを吐いたら興ざめしたらしいけど。^^;;


でも、きっと映画を見なくなったのは、そういうことじゃなくて。
最近の派手なSFXてんこ盛りの映像とかに、飽きちゃったんじゃないのかな。
たしかにDreamWorksILMの映像はすごくて、それを見るだけで面白かったりするのだけど、あまりに多くのSFXが氾濫してしまったおかげで、以前ほど感銘は受けなくなってしまっている。


こういうSFXはやはりさりげなく使われなくては効果が薄れると思う。
「どうだ。すごいだろう」と言わんばかりの映像も、だんだん感覚が麻痺してきて、ありきたりの映像じゃ満足できなくなってくる。
そこでさらに大規模な予算を投入し、より派手なSFXとCGを作る。
そんなことを繰り返していないだろうか。


最近のゲームも同じである。
新しいゲーム機のグラフィックはたしかにすごいが、それだけを強調していると、飽きられるのも早い。
映画と同じような道を歩んでいるような気がしてならない。


最近、洞窟物語というフリーのゲームソフトにハマっている。


http://hp.vector.co.jp/authors/VA022293/


ゲームは派手なグラフィックじゃないということを再認識させられた。


次は何が起こるんだろう。この先は何があるんだろう。
時がたつのも忘れて没頭し、終わってしまうのが残念で仕方がない。
ゲームも映画も、そんなわくわくするような、楽しい作品を作って欲しいと願う。