なぜプログラマはコミュニケーションが苦手なのか
プログラマに会話が得意でない人が多いのは、やはり人と話す機会が少ないからだと思います。プログラミングだって、最初から上手に出来たわけではありませんよね。何度もミスを繰り返し、少しずつ書けるようになっていったはず。会話だって自ら進んでしていくようにすれば、だんだんうまくなっていくんじゃないでしょうか。
ユーザとのコミュニケーションの難しさ
はてなブックマークで見つけたZDNet Japanの記事より:
ユーザーとのコミュニケーション:やってはいけない10の間違い - ZDNet Japan
ユーザサポートをする人の視点で書かれていますが、そのままソフトウェア開発者にもあてはまる内容になっていますね。エンドユーザに限らず、開発に関係する人全てにおいてコミュニケーションが大切なことは言うまでもないことですが、うまくいくようにするのは難しいことです。
「私はプログラマだから、あまりエンドユーザとコミュニケーションする必要はないなあ・・・」いえいえ。エンドユーザと直接話すことはなくても、チームの同僚やSEなどと会話することはありますよね。むしろ、プログラマであるからこそ、ユーザと対話する必要性があると思います。プログラムがどう動くか、こんな時はどうなるのか。それを一番よく知っているのはプログラマに他ならないですよね。
固定観念にとらわれているかもしれないが、一般に、ギークと呼ばれるIT部門の人間はあまりコミュニケーションが得意ではない。少なくとも、普通の人たちとまともにコミュニケーションをとれないことが多い。
よく言われる話です。プログラマや技術者は一般的にコミュニケーションが上手でないと言われています。私も含めて実際そういう人が多いようです。なぜコミュニケーションがうまく行かないことが多いのか。自分への自戒も込めて、問題点を探ってみることにします。
コミュニケーションの問題点
自分の意見ばかり話そうとする
相手の話を聞かず、自分の意見ばかりを話そうとしていませんか?
技術者との会話の中で最も多いと思われるのがこのパターンです。断片的な話の内容から自分の話したいことを話す。または自分の話したいエリアへ誘導しようとする。相手は不満そうな顔をしながら去っていくに違いありません。
相手の意図を理解していない
相手が何を求めているかを理解しようとせず、自分の考えだけを話していませんか?
ある日私は上司から「なぜそのような技術が必要なのか」という質問を受け、技術的な背景の説明を始めました。しばらくして、上司は私に言いました。「それ、コンピュータに詳しくないおじさんにも分かるように説明してみて」と(笑)
技術者は問題の背景を出来るだけ詳しく説明しようとします。でも、それは対象となるプログラムコードやこれから変更するであろう部分を考えながら話しているからです。相手がプログラマでもない限り、それは相手の求めることではありませんよね。