制限のない文章を書いても、うまくならないぞ
先日の記事から引用:
そういう気持ちが、この本には溢れているのだ。
あれ?なんかこの言葉、見覚えがあるなあ。
なんだっけ。
・・・
思い出した。あのマンガだ。
正確にはちょっと違うのだけど、大体こんな感じのセリフ。
とある大学の映画研究会を舞台とした、青春物といった感じのストーリー。
たしか当時スピリッツかなんかで連載していたのを見て、とても気に入って単行本を買ったのだ。
家を探してみたのだけど、見つからなかった。
引っ越しの時、捨てちゃったのかなあ。
ちょっとうろ覚えだけど、その中にあった話を思い出した。
もう古いマンガなので問題ないとは思うけど、一応ネタバレかもしれないので、伏せておきます。
主人公は何時間にも及ぶ映画を大幅にカットするようにプロデューサに言われる。
「これは絶対に切れない!こんなに短くするなんてムリだ!」
プロデューサにかみつく主人公。
だが、あることをきっかけに、彼は吹っ切れることになる。
逆に他の映研メンバーに心配される始末。
「これ、ずいぶん苦労して撮ったカットじゃないか!?」
答える主人公。
「いや、この方がテンポもよくなるんだよ。絶対!」
ふと現在の自分を見てみる。
なんと冗長な文章の多いことか。
去年も書いたが、ぼくがこのブログを書いている理由の一つが「文章の練習をする」だった。
書き始めて既に半年以上。文を書くのに、抵抗はなくなってきた。
ネタ探しもそれほど苦労しない。
ある程度は効果があったように見える。
だが、あらためて自分の書いている文章を見返してみると、どうもまとまりに欠けているように感じた。
その主な原因は文章の長さである。
最初の頃の記事は画面サイズで大体2ページ程度。
長くても3ページぐらいだった。
というか、実は意識してその程度にするようにしていた。
自分でもイヤになるぐらい長い文章を、他人が読んでくれるはずはない、と思っていたから。
それが現在は3ページを優に超え、5〜6ページになることも珍しくない。
慣れてきたということが、逆に文章を長くし、まとまりを欠いているのだ。
そういう意味では逆に文章能力は退化していると言える。
すでにこの記事もかなり長くなってるし。。
ブログに慣れてしまい、文章を書くことがだんだん楽になってきた、というのは、やはり練習になっていないのだ。
やはり制限をかけて、苦労して産み出してこそ、文章はうまくなるというもの。
これからはある程度の長さに収めていく練習をしていこう。
自分でも言ってるじゃん。「失敗して、苦労してこそ、成長があるのだ」ってさ。
なんかすげー読みたくなってきた。「あどりぶシネ倶楽部」
実はちょっと古本屋さんを探してみたんだけど、見つからなかったんだよね。
うーむ、Amazonで買っちゃおうかなあ。^^:;