プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

メイルやネットで一番怖いこと


メイルやネットで一番怖いのは「慣れ」だと思います。最初の頃の気持ちを忘れないようにしたいものです。

文章だけの会話の難しさ


HOTWIRED JAPANにて研究結果「メールの意図が正しく伝わる確率は5割」という記事を読んだ。


メイルに限らず、Blogなどでも、文章だけで自分の思っていることを伝えるのは難しい。自分ではそんなことを言ったつもりがないのに、相手には違った意味にとられる。あるいはその逆もしかり。


長年ネットワークのコミュニケーションを行ってきた人であれば、このようなことは誰もが経験していることだろう。

「慣れ」の怖さ


文章だけのコミュニケーションが難しい理由は、文字が人の気持ちや感情を伝えるのには不完全だからです。人は日常の会話では、言葉以外に話す音の強さとか、相手の表情やしぐさとか、いろいろな情報を元に相手の気持ちを探ろうとしますよね。それゆえ言葉だけの会話は難しいというのは、みなさんご存じの通りです。


文章だけのコミュニケーションでは、顔を合わせた会話とは違うテクニックを必要とします。会話より表現を細かくしたり、誤解されそうな部分には「もしかしたら違うかもしれない」など、あらかじめ複線を張っておいたりします。会話では可能な「相手の様子を見ながら話す」ようなことが出来ないからです。


ここで怖いのは「慣れ」だと思います。ふだんよくメイルで話している相手だと、会話と同じように話してしまいがちです。毎日更新するBlog、最初のうちは普通に書いていたのに、だんだんと親しい友人に話しかけているようになっていたりしませんか!?


メイルやネットでケンカになってしまうのって、そんな時じゃないでしょうか。文章はいろいろな解釈があるので、自分ではそういう意図はなくても、人によっては攻撃されたと思うかもしれません。それを言葉で補おうとしても、やはり完全に自分の意図を伝えることは難しいので、文章を自分なりに解釈してしまい、議論は終わりません。こうなってしまうと、泥沼です。


物理的に話すことができればいいですが、文字だけの世界ではなかなか解決は難しくなります。

初心忘るべからず


このようなトラブルを避けるための、ぼくの基本的な考えはここに書いた通りなのですが、それに「初心忘るべからず」という言葉を加えたいと思います。


あなたが始めてメイルやネットに書き込みをした時はどんな気持ちでした!?緊張する気持ちと共に「こう書いたら相手はどう思うんだろう」とか、いろいろ考えませんでした!?最初のうちはネチケットとかよく分かってなかったとしても、やはり慎重だったと思います。


このBlogを書き始めて数年たちました。まだまだ下手な文章ですが、だいぶ慣れてきたような気がします。知らず知らずのうちに、誰かを傷つけているかもしれません。ぼくも最初に書き始めた頃の気持ちを忘れずに、これからも精進していきたいと思います。