生き残るために必要なこと
種の繁栄と同じく、永遠に生き続けるコンピュータシステムはありません。特にコンピュータは発展途上にあるので、これからもどんどん大きな環境変化が起こるでしょう。私も過去の知識や経験に頼るだけでなく、新たな環境を受け入れ適応していくことを心掛けていきたいと思います。
レトロPCデータベースサイト
以前も言及したかもしれませんが、レトロPCの膨大な情報がまとめられているサイトがあります。
時々このサイトのMuseumを眺めてノスタルジーにひたります。:)
特に感慨深いのは、やはり70年代後半から80年代前半のマイコン創世記のあたりですね。ハードもソフトも多種多様なコンピュータがあふれていたこの時代は、私がマイコンに夢中になり始めた時期だったからかもしれませんが、今見てもそれぞれとても魅力的で、新鮮に思えます。
この時期は同じように多彩な生物が生息していた先カンブリア紀に例えられることがあります。一見混沌とした中に次の世代への準備がされていた感じも似ている気がしますね。この時代における経験が後の恐竜や人類の繁栄へとつながっていったのでしょう。
生き残る種族の条件
地球上に生命が誕生してから現在に至るまで、実に様々な種が誕生しては絶滅していきました。なかには長い間生き残っている生物もいます。何かで聞いた話なのですが、長い間生き残る種族というのは、以下のような特徴を持っているのだそうです。
- 過酷な環境の中で生きていること
- エネルギー消費量の少ない体を持っていること
これらは言い換えれば「環境の変化に適応しやすい」ということだと思います。NHKの地球大進化によれば、生物はこれまで何度も大災害や大規模な環境変化により絶滅の危機に瀕したそうです。その中で新しい環境に適応できた種族だけが生き残っていったと。
番組の中では生物の進化についてもふれていました。進化というのは生物が危機に遭遇した時にだけ起こるのだそうです。生き残るため新しい環境に適応できないと、次の世代へ子孫を残してはいけないのでしょうね。
興味深かったことは「繁栄しすぎた種族は環境への適応能力が下がる」ということです。恐竜が絶滅した原因は諸説あるようですが、理由はどうあれ大きな体で氷河期を乗り越えることは出来なかったでしょうね。我々人類もいつかはきっと彼らと同じ運命をたどるに違いありません。
これからのコンピュータ
マイコン創世記と比べると、現在のコンピュータはかつてないほど繁栄しています。その中で長く生き残っているハードウェアとソフトウェアは、生物と同じく環境変化に適応してきたものだけです。
種の繁栄と同じく、永遠に生き続けるコンピュータシステムはありません。特にコンピュータは発展途上にあるので、これからもどんどん大きな環境変化が起こるでしょう。私も過去の知識や経験に頼るだけでなく、新たな環境を受け入れ適応していくことを心掛けていきたいと思います。