プログラマyasuhoの隠れ家

某ソフトウェア企業に勤務するおじさんプログラマyasuhoです

おめでとう!8ビットマイコン達!

私たちの暮らしを大きく変えた技術を将来に伝える「未来技術遺産」に、人工知能を搭載した世界初のペットロボット「AIBO」や、80年代に「マイコンブーム」を起こした「8ビットパソコン」など、新たに25件が登録されることになりました。

AIBOなど25件 未来技術遺産登録へ NHKニュース

おめでとう!素晴らしいです。

また、同じく「未来技術遺産」に選ばれたシャープの「MZ-80K」とNECの「PCー8001」、それに日立製作所の「ベーシックマスターMBー6890」は80年代に熱狂的な「マイコンブーム」を起こした「8ビットパソコン」を代表する機種です。

うんうん。まあ納得のラインナップかな。「あれはどうした!」「あれがないぞ!」等々言いたいことはいろいろある方々も多いと思うけど、いい機会と捉えて、8ビットマイコンの復興が進むことを期待しましょう :)

当時MZ-80KにするかPC-8001にするか最後まで悩んだな。結局PC-8001にしたけど、たぶんどちらを選んでも間違いなかっただろう。ハードウェアとソフトウェアを学ぶのに、とてもいいマシンだった。コンピュータの基本はほとんどこれで学んだと言っても過言じゃないね。

足立デスクは「コンピューターが家庭にやってきて、世の中が変わるんじゃないかと多くの人が群がった、それがマイコンブームでした。中学生のときの熱い思いがよみがえってきます」と話しています。

うんうん、ぼくも当時これは本気で世の中を変えると思ったな。そして本当に世の中を変えてしまった。コンピュータの世界に早くから参加できたことは、とても幸せなことだったと思う。当時の全てのマイコン達、本当にありがとう。

プログラマにはリスクがあるんだってさ(笑)

かなり煽ってるけど、あまり同意できないな。

 言論の自由が保障された日本国に住んでいるが、日経ソフトウエア編集部に所属している以上、なかなか言えないことが1つある。それは「安易に職業プログラマにはならない方がよい」という意見だ。

記者の眼 - プログラマを志す君に伝える「仕事が無くなるリスク」:ITpro

まず一つ目のリスクである「過小評価されるリスク」だけど、

プログラミングは“下流工程”で、プログラマは設計書に従って実装するだけの仕事。

って、それコーダーだよね!?プログラミングは、プログラマの能力のほんの一部でしかない。回避策として「Web系やゲーム系の企業」ってあるけど、未来永劫安泰な職場なんて、そもそも存在しないよ :)

あと二つ目のリスクとして「AI技術の進歩によりプログラマが必要なくなる」を挙げてるんだけど、未だに職人が手工業で作っている業界なので、まあ当分そうなることはないな。むしろ早く実現してもらって楽になりたいわ(笑)

仮にAIでプログラミングのある部分が自動化されるようになったとしても、さらに上位のソフトウェアの設計やAIソフトウェアそのものの開発があるだろうから、ソフトウェア技術者としてのプログラマが必要でなくなることはないよ、きっと :)

そもそも

「50年間も安定して続けられる職業」って、存在するの!?終身雇用はとっくの昔になくなったし、一つの業種で50年以上も繁栄し続けられたものって聞いたことない。

特にコンピュータとそれを取り巻く技術は50年どころか、5年ぐらいでガラリと変わったし、今も変わり続けてる。今主流の技術だって、5年後には新しい技術に取って代わってるよ。

この業界は常に流動的なんだ。大事なことは新しい技術にすぐに対応していける能力だと思う。いつでも、どんな技術でもすぐに対応できる技術力を持っていれば、それはリスクにならない。

同じごとを続けられなくなることがリスクなのであれば、どんな業種だってリスクになるよね :)

なんか泣けてきた…

ええ、もちろん速攻でゲットしましたとも :)

 シャープ株式会社は5日、電子書籍ストア「GALAPAGOS STORE」において、NEC製パーソナルコンピューター「PC-8800」シリーズの復刻カタログの配信を開始した。

「PC-8800シリーズ」などのカタログも電子で復刻、NECとシャープ(の中の人)が協力 -INTERNET Watch

いろんな意味で素晴らしい!

もちろん昔のNECのパソコンのカタログを無料配布してくれることも素晴らしいのだが、何より素晴らしいのは、このカタログがSHARP電子書籍ストアGALAPAGOS STOREで配布されていること。いったいどのような経緯でこのようなことが可能になったのかは分かりませんが、このような素晴らしいコラボが可能になったことは素直に喜ばしいです(何回素晴らしいって言ってるんだよw)

さっそくカタログを読んでみました

もう眺めているだけで涙モノです。まだナイコン*1だった頃、カタログをもらってきては、それこそ隅から隅まで読んだものです。もちろんマイコン雑誌も広告にいたるまで、全て読む。そんな時代を思い出しました。

わたし的には初のマイコンだった初代PC-8001がよかったけど、十分楽しめたので満足です。

こうして改めて当時のカタログを見て感じたのは、当時のコンピュータって周辺機器も含めて高かったんだなあ、ってこと。しかも貨幣価値も上がってるから、カタログの値段よりずっと高かったはずなんだよね。

そんな高価なマイコンを買ってくれた父に今更ながら感謝。父はインターネットやスマートフォンの世界を見ることは出来なかったけど、きっとコンピュータに未来を感じて、ボクに買ってくれたんだと思う。今のボクがあるのは父のおかげです。今頃言っても伝わらないけど、本当にありがとう。

ヤバい。なんかマジで泣けてきた…

これからも期待しています

これを機会に富士通さんや日立さんのカタログもぜひ :)

*1:当時マイコンを持っていない人のことをこう呼んだ

職業病なんです

なんとかならないの?

仕事中のひとりごとが多い人

スイマセン。職業病なんです。プログラマはそういうものだと思って、大目に見てやって下さい^^;

ちなみに私の職場はプログラマが多いせいか、独り言言っても目立たなくて助かってます(笑)
「あれってコンピュータと会話してるんだよね」って言ったら、プログラマ同士なのに引かれました :)

でもきっと気になる人は気になるよね。仲良かったとしても、そういうのって言いづらいもんな。気をつけます、はい…

MSXと私

読みながら、MSXのことを思い出す。

MSXというものを初めて知ったのは月刊ASCII誌の記事だった。互換性などというものは皆無だった当時のマイコン界に統一規格をというMSXの思想には共感とマイコンの未来を感じたことを覚えている。

それだけに、店頭で初めてMSXを見た時の落胆も大きかった。当時の他のマイコンと比べても、スペック的に劣ることは明白で、折しもファミコンと同時期だったこともあり、「これは売れないな」という印象しかなかった。思想はいいのに、もったいないな、と。

そんな印象が変わったのは、それから何年か経過後、ファミコンが欲しいという友人と秋葉原へいった日のこと。無事ツインファミコンを入手した友人と分かれたぼくは、ふと今はビルすらなくなってしまったロケット本店に立ち寄った。そこにはMSXが多く展示されていたんだけど、昔見たあの貧弱なグラフィックスとは違うMSX2のキレイな画面が並んでいた。かくして、ぼくはPanasonicのFS-A1を購入し、はれてMSXユーザとなったのだった。

ご多分に漏れず

FS-A1でコナミのゲームをやりまくりましたとも、ええ :)

完全にゲームマシンだった。BASICは起動したことすらない。後にディスクドライブやFM音源ユニットを購入し、遊びまくった。

だいぶ前に

ソフトごと手放してしまったんだけど、今は後悔している。秋葉原のスーパーポテトでMSXを見かけるたびに、購入したくなる衝動を抑えている。そのうち買ってしまいそうで怖い(笑)

書いたものを客観的に見るということ

これを書いた方には大変申し訳ないんだけど、文章で自分の言いたいことを相手に伝えようと思う時の反面教師にさせてもらいたいと思いました :)

ソフトウェアの技術革新って必要なのかな?

この文章から学べることは:

  • テーマをはっきりさせよう
  • 用語を統一しよう
  • 何が聞きたいのか、はっきりさせよう

という感じかな。

書いたものを客観的に見るって大事だね。

ネタにしてしまって、すいません。>引用先の文章を書いた方

自分も文章が苦手で、自分の言いたいことが相手に伝わらないことが多々あるので、精進します、はい…

プログラミング教育を必修と考える3つの理由

基本的には取り入れるべきだと思う。

昨今、「Edutech」(教育のIT化)とともに、「義務教育にプログラミング教育を取り入れるべきか」についての話題が盛り上がりを見せてきている。

プログラミングは義務教育化すべきなのか?:日経ビジネスオンライン

取り入れるべきと考える理由は:

プログラミングは論理的思考方法の訓練に最適

例えプログラミングに興味が持てなかったとしても、論理的思考を使って問題を解決する能力は、コンピュータ以外でも役に立つはず。

コンピュータを利用するだけであっても、原理を知っていることは大事

原理を知らなくてもソフトウェアを使うことはできるが、原理を知ることでソフトウェアに対する理解が全く違ってくる。動作原理を知らなくても自動車は運転できるけど、原理を知っていれば、故障を直すことや、燃費が良く車に優しい走り方が出来るよね :)

何より日本には技術が必要

資源の少ない日本は技術しかないと思う。

確かに

興味を持てない子は少なからずいるだろう。でも、義務教育で必修な音楽や美術だって誰もが得意ってわけじゃないはずだ。別にスペシャリストじゃなくたって、学ぶ方法はいくらでもあるよね。子供の柔軟性を見くびってはいけない :)

一人でも多くの子どもたちが、プログラミングという素晴らしい世界に興味を持ってくれることを願って。

とか書いてたら

学校教育 - プログラミング教育実践ガイドなるサイトが。文部科学省さん、がんばってね :)